イーサリアムは数年後、VISAと同規模に「問題点はどこに?」
イーサリアム開発者の Vitalik Buterin(ヴィタリク・ブリテン氏)が先日行われた「 TechCrunch Disrupt SF 2017(テッククランチ・ディスラプト・SF 2017 )」にて公開インタビューを受けました。
彼はその中で、
「イーサリアムは 1秒間で 5件の取引を処理している。 Uber は 12回です。ブロックチェーンが VISA並みの取引回数を実現するには、あと数年かかるだろう。」
とイーサリアムの可能性の大きさについて語りながら、現在のブロックチェーンの問題点も話していました。
ちなみに、VISAカードの 1秒当たりの処理件数は 5万6千件以上ですので、現在のイーサリアムをはじめとしたブロックチェーン技術にも、まだまだ改善点は多いですね。
イーサリアムとは何か?
イーサリアムを式で表すなら「アプリ+経済=イーサリアム」と行ったところでしょうか。
Vitalik氏はインタビューの中で、
「(イーサリアムは)暗号化経済のアイデアと、ビットコインのように多くのアプリケーションのためのメモリーをもつ分散ネットワークを支える経済インセンティブとを組み合わせたものだ。」
と話しています。
イーサリアムが優れているのは、ブロックチェーン上で「何でもできる」部分です。
この点に関しては、下記の記事で詳しく解説をしているので、イーサリアム理解のために目を通されてください。
最重要記事
→「イーサリアムとは、ワールドコンピューターである」
イーサリアム開発者Vitalik氏の世界の見方
同インタビューの中で Vitalik氏は、
「(世界には)すでにビットコインを知っている普通の人とビットコインを知らない普通の人にがいる。」
と語っています。
彼は「知らない普通の人」でもブロックチェーンについて知りたいと思えるものを作ろうとしているようです。また彼は、
「暗号化通貨の鍵は、さまざまなレベルのインセンティブにある。ブロックチェーンの合意プロトコルのセキュリティーは、インセンティブ抜きには説明できない。」
と話しており、暗号通貨を安定化させるにはビットコインの「マイニング」のような、報酬系がカギになると考えているようです。
重要記事
→「ビットコインのマイニングの仕組みを初めから丁寧に」
→「イーサリアムハードフォーク【メトロポリス】について」
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