ファン主導型アメフトリーグ「FCFL」にNFLスターが参加|ブロックチェーンでチーム運営

by BITTIMES

ブロックチェーンや仮想通貨を活用したファン主導型のアメフトリーグである「FCFL(Fan-Controlled Football League)」にNFLのスター選手であるMarshawn Lynch(マーショーン・リンチ)氏とRichard Sherman(リチャード・シャーマン)氏がチームオーナーとして参加したことが明らかになりました。昨年12月にクラウドファウンディングで520万ドル(約6億円)を調達したNCFLは、現在も成長を続けています。

こちらから読む:アメフト業界は仮想通貨に積極的?「NFL」関連ニュース

FCFL(Fan-Controlled Football League)とは

ファン・コントロールド・フットボール・リーグ(Fan-Controlled Football League/FCFL)は、仮想通貨やブロックチェーンの技術を活用したファン主導でゲームをプレイする世界初のスポーツリーグです。

全てのFCFLゲームは、「Amazon.com」が提供するゲーム実況プラットフォーム「Twitch(ツイッチ)」でライブ配信されます。FCFLはアメフト試合をライブ配信するのと同時に、チームが実際に試合でプレイする行動にファンが投票できるシステムを提供しています。ユーザーは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末もしくはデスクトップPCで利用できる投票プラットフォームから現実世界で実際に行われているアメフトの試合における戦略にリアルタイムで投票することができます。

「Twitch」や「FCFLアプリ」を使用するファンの人々は、チャット機能などを通じて情報交換を行いながら8つのチームに細かい命令を出すことができ、ファンからの投票結果はクォーターバック(*1)に中継された後に、フィールド上で実際に実行されることになります。
(*1)クォーターバック:アメリカンフットボールでチームの作戦を決定し、ゲームの展開を図る攻撃の要

FCFLはチームの作戦を決定するだけでなく、総監督としての役割も果たします。FCFLのコミュニティに参加している人々は、各チームの名前、ロゴ、コーチ、選手の決定にも参加することができます。FCFLはアメフトチームの育成ゲームを現実世界と融合させた夢のようなサービスを提供しています。

チーム運営を支える仮想通貨「FAN TOKEN」

FCFLのプラットフォーム上で行われるコミュニケーションやチームの意思決定に関わる投票などは、専用の仮想通貨であるファントークン(FAN TOKEN)に依存しています。そのため、所有している「FAN TOKEN」の数が多くなればなるほどチームへの影響力を高めることができます。

これはある意味資本力によってチームをほぼ独占状態にすることを可能にするとも考えられますが、より良いチームとして成長していくためには、それらのトークンを如何に効率的に使って効果的な戦略を打ち出し、優れた才能を持つ他のファンの人々と協力していけるかなどが重要な鍵となるため、単純にトークンと大量購入すれば良いというわけでもありません。

コミュニティに参加する人々はプレセールやパブリックセール以外でもトークンを獲得できるようになっており、ゲームを観戦したり、知識を証明したり、チームの意思決定をしたり、ライバルとなるファンの人々と競争したりすることによって「FAN TOKEN」を受け取ることができます。

アメフト界の「スター選手」がファンをサポート

Lynch

今回FCFLに参加したMarshawn Lynch(マーショーン・リンチ)氏とRichard Sherman(リチャード・シャーマン)氏はそれぞれのファンチームのキャプテンとしてチーム全体をサポートします。

アメフト業界の最先端で活躍する彼らは、ファンの人々と一緒に各クラブのブランドや特色を決定し、コーチの雇用、選手の選択、戦略の決定などのような、ゲームを進める上で重要となる基本的な戦略の決定についてサポーターへのアドバイスを提供します。

残りの6人のチームオーナーは、ゲーム、スポーツ、音楽、エンターテイメント業界などの世界的にも有名な人物が参加する予定だと伝えられており、2019年6月には発表されると言われています。

「FAN TOKEN」の公式サイトには、アメフトだけでなくサッカー野球バスケットボールなどといったその他のスポーツでも実装される可能性があると記されています。現時点ではアメフトに焦点を当ててプロジェクトが進んでいますが、これらのプロジェクトはこれからより多くの分野に展開していくことになる可能性を秘めています。

FCFLに関するより詳しい情報は以下のリンクからどうぞ
>FCFLの公式サイトはこちら

ブロックチェーンで変革を遂げる「スポーツ業界」

sports

スポーツ業界ではファンが直接参加することができる新しいプラットフォームがすでに複数誕生しています。

SportyCo(スポーティコ)と呼ばれるプロジェクトは、FCFLと同じようにブロックチェーンや仮想通貨を用いた「ファン参加型チーム運営」を可能にする資金調達方法を提供しています。このプロジェクトは仮想通貨を用いた資金調達の機会をクラブチームに提供しており、それらのチームは発行する仮想通貨の使用方法を決定することもできるようになっているため、グッズの購入やチーム運営の意思決定投票といった様々なサービスが誕生してくることが期待されています。

また、Socios.comとよばれるプロジェクトは、サッカー業界に特化した形でそのようなサービスを提供しています。このプロジェクト内で投資を行なった一般投資家やファンの人々は、受け取った仮想通貨を使うことによってその後のチーム運営に影響を与える投票などに参加することができるようになっています。

このようにファンとプロスポーツ選手との交流を深める革新的なサービスは、現在世界的に注目を集めており、これらのプロジェクトと提携してチームの運営を行うスポーツクラブも増えてきています。スポーツ業界で進むブロックチェーンや仮想通貨を活用した新しいサービスは、新しい機能を増やしながら世界各国で拡大を続けています。

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