リップル:イスラエル最大の金融サービス会社「GMT」と提携
イスラエル最大の金融サービス会社である「GMT」が、Ripple(リップル)社と提携を結んだことが明らかになりました。GMTは同国内に250もの支店を構えており、外国人労働者や現地の人々に国際送金や医療保険、外国為替などのサービスを提供しています。
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Rippleとの提携で「フィンテック業界の最前線」へ
GMTはイスラエル国内に250もの支店を持つ、同国最大の金融サービス会社であると言われています。2001年に設立された「GMT」は外国人労働者やイスラエルの人々向けに、
・国内外の送金サービス
・観光客や外国人労働者向けの医療保険
・外国為替
・プリペイドカード
などのサービスを提供しています。
同社は長い間慎重に議論を行った後にRipple社との提携を決定したと説明しており、『このパートナーシップを通じて、手頃な価格で透明性の高いグローバルな金融システムを構築することに貢献する』と語っています。
GMTのチームは、Rippleの技術を使用することは同地域の様々なフィンテックの模倣となるインベーションであると語っており、パートナーシップを歓迎する意思を伝えています。
GMTはCIBC、MoneyGram、AKBANK、MoneyGramなどといった既にRipple社のプラットフォームを使用している多くの企業に名を連ねています。このパートナーシップによってGMTはイスラエルのFinTech業界の最前線にその地位を確立します。また、今後は世界有数の企業とも提携を結んでいくことを予定しています。
今のところGMTはRipple社が提供しているどの技術を使用するかについて具体的な説明を行なっていません。しかし今回のパートナーシップはこれまでクロスボーダー送金の分野を率いてきたSWIFTにとっての脅威になるとも言われています。
ここ最近でSWIFTは多くの批判を受けており、一部の金融専門家たちは『SWIFTの技術は時代遅れである』とも語っています。そのような専門家の人々はこれまで使用されてきた技術はRipple社の新しいテクノロジーに置き換わるべきだと主張しています。この1年間で世界中の金融機関と提携を拡大してきたRipple社は、2019年も確実にその影響力を強めていくと予想されます。
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2018年12月3日〜12月17日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)
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