ブロックチェーン用いた「分散コンピューティング」利用拡大をサポート:リクルート


リクルート(Recruit)は2019年8月22日、投資子会社である「RSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.」を通じてブロックチェーン技術を利用した”分散コンピューティングネットワーク”を提供する米国企業「Blockstack(ブロックスタック)」に出資したことを発表しました。

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リクルート:米国企業「Blockstack」に出資

株式会社リクルートは2019年8月22日、同社の投資子会社を通じてブロックチェーン技術を利用した”分散コンピューティングネットワーク”を提供する米国企業「Blockstack(ブロックスタック)」に出資したことを発表しました。

従来型の「クライアントサーバーシステム」や、さまざまなITリソースをオンデマンドで利用できる「クラウドコンピューティング」では、使用されるデータはサーバーに保存される仕組みとなっており、データが漏洩する可能性がありました。そのため、現在は使用データをユーザー自身が管理できる安全で確実な仕組みを構築することが求められています。

リクルートが出資した「Blockstack」は、このような「クライアントサーバーシステム」や「クラウドコンピューティング」の問題点を解決し、ユーザーのデータを保護することができるセキュアなアプリケーションの開発環境を提供しています。

具体的には、個人情報などの”機密性の高い情報”を安全に保管することができる「ユーザー専用のストレージ」や「汎用認証システム」を提供することによって、ユーザー自身が自分のデータを直接所有し、制御することができる環境を提供しています。

同社は一般的に使用されている”パスワード”をベースとする認証システムよりも安全な「公開鍵暗号」を用いた認証方式を採用しており、認証に使用されるデータはユーザー本人が管理できるようになっているため、データ漏洩やプライバシー保護などの面で優れた仕組みが整えられていると説明されています。

リクルートは今回の出資と通じて「Blockstack」のプラットフォームの利用拡大をサポートし、Blockstackは今回調達した資金を用いて、プラットフォーム開発や営業活動を拡充していく予定だと伝えられています。

リクルートは今年6月にLightning Network(ライトニングネットワーク)対応のビットコインウォレットを提供するイスラエルの企業「Breez Development Ltd.(ブリーズ)」にも出資を行なっています。

>>「リクルートの公式発表」はこちら

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