悪用した被害も確認「Lightning Networkの脆弱性」開発者らが警告


ビットコイン(Bitcoin/BTC)のLightning Network(ライトニングネットワーク)に「深刻な脆弱性がある」と報告されていた件について、「Lightning Labs」のCTOであるOlaoluwa Osuntokun(オラオルワ・オスントークン)氏と技術開発を手がける「ACINQ」は、実際に脆弱性をついた被害が発生していることを報告しています。

こちらから読む:開発者が「Lightning Networkの脆弱性」を指摘

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Lightning Network開発者「複数人が警告」

ビットコイン(BTC)Lightning Network(ライトニングネットワーク)に脆弱性があることは、2019年8月30日時点でライトニング・ネットワークの開発者であるRusty Russel(ラスティ・ラッセル)氏によって報告されていました。同氏は、この報告を行なった際に『早急にアップグレードを実施しなければ、資金を失う可能性もある』と警告していました。

「Lightning Labs」でCTOを務めているOlaoluwa Osuntokun(オラオルワ・オスントークン)氏と、Lightning Networkの技術開発を行なっている「ACINQ」は、2019年9月11日に『脆弱性が悪用されている事例が確認されている』と報告し、『資金損失のリスクを回避するために、すぐにアップグレードするように』と呼びかけています。


?脆弱性が悪用されている実例が確認されています。

資金損失のリスクを回避するために、すぐにアップグレードしてください。

このアップデートは以下のノードに対して求められており、これらのノードには脆弱性があることも報告されています。
・lnd 0.7.1 – バージョン 0.7以下
・c-lightning 0.7.1 – バージョン 0.7以下
・eclair 0.3.1 – バージョン 0.3以下

最初にこの脆弱性を報告したラッセル氏は、早急に対応を取るように求めており、脆弱性の詳細は2019年9月27日までに公開すると説明していました。

Lightning Networkはビットコインの拡張性や処理速度、手数料などの問題を解決する技術として期待が高まっており、ビットコインの投げ銭を行うアプリなど、様々なサービスで活用されています。この技術はビットコインの実用性を向上させるのに重要な役割を果たすと期待されているため、今回報告された問題の解決は仮想通貨業界で重要視されています。

>>「Olaoluwa Osuntokun氏の報告」はこちら

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