ビットコイン価格、半減期到来で「1,000万円」に達すると予想:独バイエルン州立銀行
ドイツの「バイエルン州立銀行(BayernLB)」は、最近公開したレポートの中で「2020年5月に控えている半減期を考慮して考えると、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は9万ドル(約970万円)になるはずだ」との考えを示しています。
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ストック・フロー比率に基づいて算出
ドイツのバイエルン州立銀行(BayernLB)は、「現在の流通量(ストック)」と「これから新たに発行される採掘量(フロー)」に基づいて適正価格を導き出す「ストック・フロー比率」の重要性を強調しており、2020年5月頃に予定されている半減期を考慮して考えると、ビットコインの価格は9万ドル(約970万円)になるはずだと説明しています。
「ストック・フロー比率」の考え方は一般的にゴールド(金)の価格を算出する際に用いられていますが、バイエルン州立銀行は「ビットコインも金と同様に限られた量しか採掘することができないため、このメカニズムはビットコインにも適用することができる」と説明しています。
金とビットコインに共通点があると考えているバイエルン州立銀行は、ビットコインは次の半減期である2020年5月にストック・フロー比率で金とほぼ同じになり、その後は金を超えていくことになると予測しています。
ビットコインが半減期を迎えると、マイニング(採掘)で得られる報酬量が半分になるため、ストック・フロー比率に大きな影響を与え、価格上昇につながると考えられています。特にビットコインは初めから最大供給量が2,100万BTCに決められており、半減期の時期もおよそ4年に1回となっているため、ストック・フロー比率に基づいて価格予想を立てているアナリストが複数存在します。
Twitterで人気の仮想通貨アナリストである「PlanB」氏も以前からストック・フローモデルに基づいてビットコイン価格予想を語っており、2021年には1BTCの価格が10万ドル(約1,078万円)に達すると予想しています。
現在のビットコイン価格は、約8,200ドル(約884,000円)となっていますが、ストック・フローモデルに基づいた現在の適正価格は9,232ドル(約995,000円)となっているため、このモデルに基づいて考えると現在のビットコインは比較的安値であると判断することができます。
2019年10月2日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先月末に83万円近くまで下落して以降はやや回復してきており、2019年10月2日時点では「1BTC=892,075円」で取引されています。
2019年9月18日〜2019年10月2日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)
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