
ブロックチェーン用いた「キャリア間決済システム」導入へ|Softbank×日本IBM×TBCASoft
Softbank(ソフトバンク)、日本IBM、TBCASoftの3社は2019年10月23日、通信事業者向けのブロックチェーン・ソリューションを活用して、通信業界に変革をもたらすための取り組みを行なっていくために戦略的提携を結んだことを発表しました。最初の取り組みとしては「キャリア間決済システム(CCPS)」と呼ばれるアプリケーションを、2020年までに日本の首都圏で導入していくと説明されています。
こちらから読む:"熊本カンファレンス2019"レポート「ブロックチェーン」関連ニュース
自身のモバイル決済アプリが「海外店舗」でも利用可能に
今回の提携を通じて、「TBCASoft」は技術とソリューションを、「ソフトバンク」は通信事業者としての知見を、「日本IBM」はブロックチェーン技術とブロックチェーン・ネットワークの導入・拡張のノウハウおよびソフトウエア・ソリューションを提供します。
この3社は「TBCASoft」と「ソフトバンク」などが立ち上げた通信事業者のグローバル・ブロックチェーン・コンソーシアム「Carrier Blockchain Study Group(CBSG)」を通じて、通信事業者でブロックチェーン技術を活用するプロジェクトに取り組んでいくとのことです。
TBCASoftは、すでに世界中の通信事業者18社が参加しているキャリア間ブロックチェーン・ネットワークを構築しています。このネットワークは「国際決済・ID情報管理・通信のサプライチェーン」などといった業界特有のユースケースをサポートするように設計されており、各業界の企業に大きなビジネス・チャンスをもたらすとされています。
「Carrier Blockchain Study Group(CBSG)」を通じて最初に実用化されるアプリケーションは「キャリア間決済システム(CCPS)」と呼ばれており、このアプリケーションを利用することによって携帯電話ユーザーは旅行先の海外店舗で自身のモバイル決済アプリケーションを使用できるようになると説明されています。
ソフトバンクは、この決済システムを2020年に首都圏を中心として地域で本格導入することを目指すとされています。また、日本IBMは、世界の約8割の通信事業者と協業する経験を生かしてエコシステムの拡張を支援していくとのことです。なお、最終契約の詳細は今後数カ月以内に決定されると説明されています。
ソフトバンクとブロックチェーンに関する記事はこちら

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