ビットコイン、次の強気相場で「1,000万円到達」の可能性|プロトレーダーが価格分析
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先月末に70万円付近まで下落し、現在も80万付近での推移を続けていますが、Twitterで30万人以上のフォロワーを持つベテラントレーダーのPeter Brandt(ピーター・ブラント)氏は「現在の下落トレンドを抜け出すことができれば、BTC価格は10万ドル(約1,085万円)まで上昇する可能性がある」と語っています。
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将来的には「10万ドル」但し注意も必要
2018年のビットコイン価格暴落予想を的中させたことでも知られるベテラントレーダーのPeter Brandt(ピーター・ブラント)氏は、先日公開したビデオの中で『ビットコインは長期的には10万ドル(約1,085万円)に向かっている』と語りました。
同氏は動画内で2011年〜2020年までの長期的なビットコインチャートを掲載し、ビットコインが底値に近づいてきていることを説明しました。しかしながらブラント氏は、彼の分析が確実なものではなく、あくまでも"可能性"に基づいたものであることを説明しており、日足/週足レベルで見られるトレンド転換の兆候にも注意を払う必要があるとしています。
ビットコイン価格は先月25日に70万円付近まで下落して以降は回復傾向が見られ始めていますが、長期的に見ると依然として下落トレンドの範囲内であるため、この範囲を抜け出すことができれば次の強気相場が始まり、新たな最高値に向かって上昇を始める可能性があります。
ただし、このままビットコインの下落トレンドが継続し、過去数年間に渡って維持されてきた上昇トレンドを下回ってしまった場合には、BTC価格は2020年7月に5,324ドル(約57万8,000円)まで下がる可能性があるとされています。これは現在の価格から30%ほど下落することを意味します。
ブラント氏は以前から「ビットコイン価格は50万円台まで下落する可能性がある」と語っており、強気派が持ち堪えることができないくらい長く下落傾向が続く可能性があると予想していましたが、BTCコミュニティがあらゆる価格帯で関心を示していることから、一部で語られている「ビットコイン価格が"ゼロ"になる」ことはないだろうと考えています。
「フラクタクル構造」に基づいたチャート分析
ブラント氏は価格予想を行う際のチャート分析は「フラクタクル構造(*1)」に基づいていると説明しており、ビットコインでは「非対称なリスクリワードレシオ(損益比率)」を示す機会を年に4〜5回確認することができると語っています。
フラクタクル構造は投資の世界でも"チャート分析に役立つ"ことで知られており、「日足/1時間足/5分足で同じ動きの上昇トレンドが継続した際には"買い"」といったようにエントリーポイントを判断する際の基準として活用することができます。
(*1)フラクタクル構造:ある小さな一部分をとったとしても、それが全体と同じ形をあらわしている構造のこと
現在のビットコインは重要な価格帯で推移を続けているため、今後の動きには注目が集まります。
(参照元:bitcoin.live)
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2019年11月9日〜2019年12月9日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)
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