TikTok運営会社:ブロックチェーン・AI関連の「合弁会社」を設立=Bloomberg報道
ショートムービー共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社である「ByteDance(バイトダンス)」が、中国のメディアグループ「上海東方新聞」と合弁会社を設立し、ブロックチェーンや人工知能(AI)などに関連する事業を展開していくことが「Bloomberg」の報道で明らかになりました。
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ByteDance(バイトダンス)とは
ByteDance(バイトダンス)は、2012年に中国で設立されたテクノロジー企業であり、世界150カ国以上で5億人以上のユーザーに利用されている人気の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の開発・運営を行っていることで知られています。
様々な言語・文化・地域の人々に情報・教育・エンターテインメント・インスピレーションを提供する一連のコンテンツプラットフォームを提供している同社は「Toutiao・Helo・TikTok・Douyin・News Republic・Vigo Video・Huoshan・Xigua Video・TopBuzz・BuzzVideo・FaceU」といった様々なアプリケーションを世界中で展開しています。
「Bloomberg」の報道によると、同社は2019年12月10日に中国のメディアグループ「上海東方新聞」と新たな合弁会社を設立したとされています。
ブロックチェーン・AI関連の事業を展開
ByteDanceが「上海東方新聞」と共に立ち上げた合弁会社は、ブロックチェーンや人工知能(AI)などに関連する事業を展開していく予定だと伝えられています。
報道によると、この新会社は中国山東省の済南市に拠点を置いており、資本金は1,000万元(約1億5,600万円)だとされています。ByteDanceはこの新会社の株式の49%を所有しており、残りの株式は上海東方新聞が所有しているとのことです。
今回の報道ではあまり多くの情報は明らかにされていないため、具体的にどのようなサービスが展開されるのかなども不明となっていますが、上海東方新聞は中国で人気のオンラインメディア「The Paper.cn」の運営元でもあるため、両社が今後どのようなサービスを展開していくかには注目が集まります。