ブロックチェーンで「超高速データベース」実現へ:NEC通信システム×アーリーワークス

by BITTIMES   

独自のブロックチェーン技術「Grid Ledger System(GLS)」を開発している「株式会社アーリーワークス(early works)」は、2020年1月22日に「日本電気通信システム株式会社(NEC通信システム)」と協力してブロックチェーン技術を活用した超高速次世代型ハイブリッドデータベース「SmokeDB」の構想実現に向けた共同研究を2020年1月から開始することを発表しました。

こちらから読む:開発が活発なBCランキング公開「ブロックチェーン」関連ニュース

超高速次世代型ハイブリットデータベース「SmokeDB」

(画像:アーリーワークス)(画像:アーリーワークス)

「株式会社アーリーワークス」と「日本電気通信システム株式会社(NEC通信システム)」が共同研究を開始する「SmokeDB」は、アーリーワークス社が開発した独自のブロックチェーン基盤「Grid Ledger System(GLS)」を活用した"超高速次世代型ハイブリットデータベース"だと説明されています。

このデータベースは「高い改ざん耐性や情報の透明性を低コストで実現するブロックチェーンの優位性」と「従来のデータベースインタフェース追従」によって、金融分野以外で簡単にブロックチェーン技術を導入できる方法を提供するとされています。

具体的には、データ管理を行う際に複数のサーバー間で相互に情報通信を行い、ネットワークに流れる情報を持ち合うことによって、「システム障害に対する高い耐性」と「高度なセキュリティ」を合わせ持った安定的なデータサービスの運用・提供が可能になるとのことです。

データベース業界の重要課題解決へ

データベース業界では「テクノロジーの高度化」や「情報量の増加」によってランニングコストが増加している他、「サイバー攻撃の多様化・高度化」によって対策コストも増大してきています。

現在一般的に利用されているクラウドサービスなどではこのような問題に対処するための様々な対策が行われていますが、クラウドサービスでデータを管理した場合には万が一がシステムが停止した場合に発生する問題も多く、今後さらに実用化が進むと予想される「5GIoTAI」などに対応する際に高額な費用が発生する可能性があるなどの課題が潜んでいます。

今回両社が共同研究を開始する「SmokeDB」はこのような課題を解決することができるように設計されており、将来開発が進められる高度なアプリケーションの基盤になると期待されています。

共同研究における各社の役割

「SmokeDB」の共同研究では、アーリーワークス社が「オリジナルアーキテクトによるブロックチェーン技術を駆使した超高速ブロックチェーン基盤(GLS)の提供および実現方式の検討」を行い、NEC通信システム社が「通信技術とデータベース技術を活用し、GLSと掛け合わせる事による新たな分散型データベース構造の検討」を行うと説明されています。

また両社で協力して「SmokeDB全体に最適化したシステムアーキテクチャの研究・開発及び実証実験に向けた実現方式の最終確認を実施する」とも説明されています。

今回の発表では、2020年1月23日〜24日にかけて"東京ビッグサイト"で開催される「DOCOMO Open House 2020」で、SmokeDBを活用して開発を行った"チケット転売防止システム"のプロトタイプが展示されることも発表されています。

>>「アーリーワークス社」の公式発表はこちら

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