韓国:ブロックチェーン用いた「デジタル運転免許証」登録者100万人を突破
韓国の大手通信事業者である「SKテレコム、KT、LG U+」の3社と警察庁・韓国道路交通公社が6月に公開したブロックチェーン技術を用いた運転免許証の認証サービス「PASSモバイル運転免許確認サービス」の登録者数が、2020年8月9日時点で100万人を突破したことが韓国メディア「デイリー経済」の報道で明らかになりました。
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無人レジなど様々な分野で活用検討
「PASSモバイル運転免許確認サービス」は、韓国の大手通信事業者である「SKテレコム、KT、LG U+」の3社が2018年から提供している本人確認用アプリ「PASS」を用いた運転免許証の認証サービスであり、スマートフォンに運転免許証を登録することによって運転資格や身分を証明することができるようになっています。
このサービスは2019年9月に韓国の規制サンドボックス制度を用いて正式に商用化された韓国初のデジタル身分証明書となっているため、同国で技術採用が進んでいますが、韓国メディアである「デイリー経済」の報道によると、PASSモバイル運転免許確認サービスの登録者数は2020年8月9日時点で100万人を突破したと報告されています。
「PASSモバイル運転免許確認サービス」はバーコードとQRコードをスキャンするだけで"利用者が成人かどうか"を確認できるようになっているため、お酒やタバコなどといった身分証明を必要とする商品の販売でも役立つと期待されており、無人コンビニや無人レジでも積極的に導入が検討されていると伝えられています。
実際にサービス開始以降は韓国の大手コンビニエンスストアである「CU」や「GS25」でも"未成年確認"のために「PASSモバイル運転免許確認サービス」が使用されている他、とのことで、現在は「レンタカー・カーシェアリング・金融取引・移動通信サービス」などといったその他の業種でも同サービスの活用に関する研究が進められているとのことです。
ブロックチェーン技術を用いて運転免許証をデジタル化する取組みはその他の国でも進められていたため、今後はこのようなサービスが他の国でも広がっていくと期待されます。
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