
【ロシア】Sberbank×S7航空:ブロックチェーン基盤の「航空券販売システム」導入へ
ロシア最大の商業銀行である「Sberbank(スベルバンク)」は2020年8月26日に、同国の大手航空会社である「S7航空」と協力して、ブロックチェーン技術を用いた航空券販売システムを導入することを発表しました。
こちらから読む:LINE、"BCサービス開発基盤"公開「ブロックチェーン」関連ニュース
決済時間を「10日→20秒」に短縮
Sberbank(スベルバンク)は2020年8月26日に、ロシアの大手航空会社「S7航空」と協力してブロックチェーン技術を活用した航空チケット販売システムの導入に取り組んでいることを発表しました。
この航空券販売システムでは、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行することができる「スマートコントラクト」や、お金をデジタル化して気軽に送金できるようにする「トークン化」の技術が活用されているとのことで、このシステムを利用することによってSberbankのアカウントを持つ航空代理店はスマートコントラクトを介して航空会社との支払いを即座に処理できるようになると説明されています。
以前までの方法で航空券を購入する場合には代理店が銀行の保証と前払いを使用して航空券を購入する必要があったため、追加のコストや時間がかかっていたとのことですが、新しい販売システムを使用した場合にはスマートコントラクトで決済プロセス全体を自動化して、お金がトークン化された後に航空会社へと送金されるため、コストや人件費を抑えながら、即座に支払いを完了することができるとのことです。
このシステムは現時点で法人顧客のみを対象としたサービスとなっていますが、このシステムを使用すると最大10日かかっていた決済時間をわずか20秒にまで短縮することができると報じられています。
ロシアのメディアである「Kommersant」の報告によると、このサービスは2020年9月から利用可能になるとされています。また「c」はこのようなソリューションがロシアで提供されるのは今回が初であると報告しています。

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