新型コロナ影響下で「暗号資産への期待・関心」増加【bitFlyerアンケート調査】
bitFlyer(ビットフライヤー)は2020年11月17日に、今年暗号資産取引を行なっていた人々を対象として実施した「投資経験者の新型コロナウイルス影響下における暗号資産取引動向」に関するアンケート調査の結果を報告しました。今回のアンケート調査では『既存投資家の4割が暗号資産に追加投資した』ことなどが明らかになっています。
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「新型コロナ影響下における暗号資産取引動向」を調査
bitFlyer(ビットフライヤー)が実施した「投資経験者の新型コロナウイルス影響下における暗号資産取引動向」に関するアンケート調査は、2020年10月12日〜2020年10月19日の期間にかけて以下2つの項目に該当するビットフライヤー利用者のうち129名を対象としてWEBアンケートの形式で実施されています。
- 今年口座開設し、本人確認時に「投資経験あり」と回答
- 1回以上、暗号資産を取引
このアンケート調査では『新型コロナウイルスの影響を受けて約4割の回答者が暗号資産に追加投資していること』や『今後暗号資産への投資比率を増やしていきたいという声が増えていること』などが明らかにされています。
「暗号資産取引の変化」について
新型コロナウイルス影響下で暗号資産投資に変化はあったか?(画像:bitFlyer)
「暗号資産取引の変化」に関しては、約4割の回答者が『新型コロナウイルス影響下で暗号資産に追加投資した』と回答した一方で、選択肢にあった『一部売却し減らした』『全て売却した』と回答した人はいなかったということが報告されています。
「暗号資産に追加投資した理由」としては『新型コロナの影響で自由な時間が増えたから』という内容の理由が最も多かったことが報告されており、その他の理由としては『ポートフォリオのリスク分散として』『新型コロナによる給与所得への影響を心配している』などの声があがっていたとされています。
【暗号資産に追加投資した理由】
- 資産形成について考える機会が増えたため(30 代女性)
- (投資する)時間が出来た(40 代男性)
- 投資を考える時間が増えた為(40 代女性)
- インターネットを見る時間が増えたため(50 代男性)
- 在宅時間が多くなった(60 代男性)
- インフレ対策として追加投資した(30 代男性)
- 円やドル以外の通貨の保有のため(40 代男性)
- 保有資産の分散(50 代男性)
- リスクヘッジの為に(50 代男性)
- 本業の先行きに不安がある(40 代男性)
- 労働収入が減るかもしれないことと暗号資産の可能性を感じているから(50 代女性)
「新型コロナによる給与所得への影響」について
新型コロナウイルス影響下で給与所得への影響はあったか?(画像:bitFlyer)
今回のアンケート調査では、実際に『新型コロナの影響で給与所得が減少した』と回答した人が約4割もいたことも報告されており、『やや減った』と回答した人は19%、『減った』と回答した人は24%という結果になっています。
ビットフライヤーの報告では『新型コロナ影響下で副業を開始した/検討し始めた』と回答した人が22%いたことも報告されているため、給与所得の減少などによって仮想通貨投資への関心が高まっている可能性もあると考えられます。
「投資経験者が考える暗号資産投資の魅力」について
金融資産を増やす手段として、仮想通貨はどのような点が有効だと思うか?(画像:bitFlyer)
「投資経験者が考える暗号資産投資の魅力」に関しては『各仮想通貨の将来性に期待している』との回答が最も多かったことが報告されています。
その他の上位回答としては『保有資産のポートフォリオの一部として』『インフレ対策として』など続いており、「分散型金融(DeFi)」や「Non Fungible Token(NFT)」などに期待している人が多かったことも明らかにされています。
「今後の暗号資産投資への見方」について
現在保有する投資商品のうち、暗号資産が占める割合は?今後、仮想通貨の割合を何割に変更していきたいと考えているか?(画像:bitFlyer)
「投資経験者による今後の暗号資産投資への見方」に関しては、全体の約4割が『暗号資産への投資比率を増やす予定』だと回答したことが報告されており、多くの投資経験者が『暗号資産への投資比率を積極的に増やしていきたい』と考えていることが明らかにされています。
なお、預金を除いた金融資産ポートフォリオのうち、現在の暗号資産比率は『全体の1〜2割』が57%と最も多い結果となっていましたが、今後の暗号資産比率では『全体の1〜2割』が48%とやや減少しており、『全体の5〜6割』という回答が特に増えているため、多くの投資経験者は暗号資産投資比率を全体の5〜6割程度まで増やそうと考えているのだと思われます。