スイ裏付け金融商品「VanEck Sui ETN」ローンチ:資産運用大手ヴァンエック
スイ(SUI)の開発を支援するスイ財団は2024年11月13日に、米国の大手資産運用会社VanEck(ヴァンエック)がSUIを裏付けとした新たな金融商品「VanEck Sui ETN(VSUI)」をローンチしたことを発表しました。
VanEck(ヴァンエック)は、仮想通貨現物ETFを提供していることでも知られる大手資産運用会社であり、ビットコインとイーサリアムの現物ETFを展開しているだけでなく、ソラナ現物ETFの申請なども行なっています。
VanEck Sui ETN(VSUI)は、SUIの価格に連動する「MarketVector Sui VWAP Close Index」のパフォーマンスを反映する金融商品で、SUIを直接保有することなくSUIの成長から利益を得られる機会を投資家に提供します。
ヴァンエックの公式発表によると、VanEck Sui ETNの価値は実際にヴァンエックがコールドストレージで保有するSUIによって完全に裏付けられているとのことで、裏付け資産となるSUIは規制に準拠した保管業者である「Bank Frick」を通じて、強固なセキュリティで保護されているとも説明されています。
なお、VanEck Sui ETNは「Euronextアムステルダム」と「Euronextパリ」に上場していて、以下の国の投資家がアクセスできるとされています。
【対象地域】
オーストリア、スイス、ドイツ、デンマーク、スペイン、フィンランド、フランス、イタリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スウェーデン
VanEck Sui ETNがローンチされたことによって、より多くの投資家が間接的にSUIに投資できるようになるため、既に大きな成長を遂げているSUIでさらに成長の勢いが加速する可能性があると期待されています。
SUI財団の公式発表によると、Suiネットワークは昨年だけでTVL(ロックされた預かり資産)が430%増加し、分散型金融(DeFi)の取引量は692%増加したとのことです。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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