日本円ステーブルコインJPYC「Polygon・xDAI」に対応|手数料高騰問題に対処
日本暗号資産市場株式会社は2021年3月8日に、同社が発行している前払式支払手段扱いの日本円ステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」が「xDAI」と「Polygon」に対応したことを発表しました。今回の対応によって、ネットワーク手数料を大幅に削減することができるとされています。
こちらから読む:GMOコイン、Enjin Coin(ENJ)取扱い開始「国内ニュース」
JPYC「xDAI」と「Polygon」に対応
日本暗号資産市場株式会社は2021年3月8日に、同社が発行している「1JPYC=1円」で取引可能な前払式支払手段扱いの日本円ステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」が「xDAI」と「Polygon」に対応したことを発表しました。
「xDAI」は価値を保持するトランザクションをサポートするために構築された独立したネットワークであり、イーサリアムブロックチェーンで問題となっている"ネットワーク手数料高騰"の問題の有力な解決策として期待されています。
「Polygon(旧:Matic Network)」はイーサリアム互換のブロックチェーンネットワークを構築・接続するためのプロトコルおよびフレームワークであり、こちらもイーサリアムの手数料高騰問題を解決する有力策として注目されています。
日本暗号資産市場株式会社は『今回xDAIとPolygonに対応したことによって、ネットワーク手数料の大幅に改善することが可能になった』と述べており、今回の対応を機に「Uniswap」などの二次流通市場で利用されている日本円ステーブルコインの利用者にさらなる体験を提供していくと説明しています。
日本暗号資産市場株式会社の代表取締役である岡部典孝氏は、今回の対応について次のようにコメントしています。
PolygonやxDAIにはJPYC利用者の手によっていち早くJPYCがブリッジされていた為、当社としてもいち早く対応することにしました。これによりPolygonやxDAI上のJPYCを購入された利用者はEthereumのGAS代負担から解放されます。これにより、少額のJPYCをNPO法人やDAOにギフトとして送る、といった新しい使い方も現実的になります。
また、PolygonやxDAI上の分散型金融(QuickSwapやHoneySwap等)の利用者もJPYCを経由して簡単にモノを購入することができるようになります。当社はこれからも分散型金融の発展に貢献して参りますので、DeFiの新しい活用法を見つけた方はお気軽にご連絡下さい。
「xDai・MATIC プレゼントキャンペーン」も開始
日本暗号資産市場株式会社は今回の発表の中で、xDAIとPolygonへの対応を記念して『xDAI・MATIC プレゼントキャンペーン』を開催することも発表しています。
『xDAI・MATIC プレゼントキャンペーン』では、JPYCを公式サイトから購入した方に以下のようなプレゼント内容で「xDAI」や「MATIC」がプレゼントされると説明されています。
【Ethereum上のJPYCを購入された方】
xDAIネットワークにて、1円相当のxDAI
Polygonネットワークにて、1円相当のMATIC
【Polygon上のJPYCを購入された方】
Polygonネットワークにて、1円相当のMATIC
【xDAI上のJPYCを購入された方】
xDAIネットワークにて、1円相当のxDAI