仮想通貨決済サービス「Binance Pay」アルファ版公開|小売店での支払いが可能に
暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2021年3月12日に、同社が提供する非接触型の仮想通貨決済サービス「Binance Pay(バイナンスペイ)」のアルファ版をリリースしたことを発表しました。これによって同アプリの利用者は、世界中にある対応店舗で"利用手数料なしの仮想通貨決済"を行うことが可能となりました。
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「仮想通貨33銘柄・法定通貨5通貨」をサポート
BINANCE(バイナンス)は2021年3月12日に、バイナンスアプリで利用可能な非接触型の仮想通貨決済サービス「Binance Pay(バイナンスペイ)」のアルファ版をリリースしたことを発表しました。
Binance Pay(バイナンスペイ)はBINANCEが提供する世界中で利用可能な仮想通貨決済サービスであり、2020年2月には「P2P決済専用のベータ版」がリリースされていましたが、今回の発表では小売店での支払いにも利用できるアルファ版がリリースされたことが報告されています。
バイナンスペイは特定の地域に関係なく「Binance.com」で本人確認手続きを完了している全てのユーザーが利用できるとのことで、実際に仮想通貨決済を行う場合には「スポットウォレット」から「ペイウォレット」に資金を移動することによって、支払いを行うことができるとされています。
「Binance Pay」でサポートされている仮想通貨は以下の33銘柄となっており、法定通貨は「ユーロ・英ポンド・豪ドル・ブラジルレアル・トルコリラ」の5通貨をサポートしているとされています。
【Binance Pay対応の仮想通貨】
BTC、BNB、BUSD、ETH、ADA、ATOM、BCH、DASH、DOGE、DOT、EOS、ETC、FIL、HBAR、LINK、LTC、MATIC、NEO、PAX、QTUM、TRX、TUSD、UNI、USDC、VET、WRX、XLM、XMR、XRP、XTZ、ZEC、USDT、SXP
従来の金融サービスの問題・制約を解決
BINANCEのCEOであるChangpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏は『従来の決済インフラサービスでは高い取引手数料がかかっていた』と指摘しており、『Binance Payは従来の金融サービスにおける多くの問題と制約を解決する方法の1つになると考えている』と語っています。
従来の決済インフラサービスでは高い取引手数料がかかります。「Binance pay」は従来の金融サービスにおける多くの問題と制約を解決する方法の1つになると考えています。
金融は今まさにデジタル世界・デジタル経済に向かって進んでいます。仮想通貨はこの変化の中核にあり、それを必要とする世界中の多くの人々に利益をもたらしています。
今回の発表では「Binance Pay」が2021年3月12日に仮想通貨対応の宿泊予約サイト「Travala.com」でサポートされたことも報告されており、これによって300万を超える旅行商品を予約することができるようになったと説明されています。
また、現在は「Binance Pay」を通じた仮想通貨決済をサポートしたい店舗も募集しているとされているため、今後は利用可能な店舗がさらに増えていくことになると予想されます。