仮想通貨レンディング(貸出)の始め方まとめ「各取引所のメリット・デメリット」も紹介
仮想通貨(暗号資産)のレンディング(貸仮想通貨)の始め方を初心者向けにわかりやすく解説します。仮想通貨のレンディングサービスは日本国内の複数の暗号資産取引所でも提供されていますが、貸出可能な暗号資産の種類や年利などには違いがあるため、各取引所のメリット・デメリットなども含めて紹介します。
【PR】本サイトはアフィリエイトプログラム・プロモーションによる収益を得ています。
暗号資産レンディング(貸し出し)とは?
暗号資産レンディングは、自分が保有している暗号資産を暗号資産取引所などに一定期間貸し出すことによって、貸出期間・貸出数量に応じた利息を得ることができるサービスです。このサービスは「貸暗号資産・暗号資産貸出・貸して増やす」などといった様々な名称で提供されています。
レンディングサービスは日本国内の暗号資産取引所でも多数提供されているため、取引所の各サービスで「貸し出す暗号資産の種類・貸出期間・貸出数量」などを選ぶだけで簡単に利用し始めることができます。レンディングサービスは"銀行にお金を預けるよりも遥かに利率が高い"という特徴も有しているため『仮想通貨を長期保有する予定だが取引などはせずに放置して資産を増やしたい』といった方に魅力的です。
レンディングサービスを提供している日本国内の暗号資産取引所としては以下のような取引所が挙げられますが、「対応している暗号資産・年利・貸出可能数量」などといったサービス内容には違いがあるため、自分にあった取引所を利用するようにしましょう。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)では「貸暗号資産サービス」と呼ばれるレンディングサービスが提供されています。コインチェックの貸暗号資産サービスは、貸出可能な暗号資産の種類が多いのが特徴で、貸出期間も14日間〜365日間の間で設定された5種類の中から選ぶことができるようになっており、最大年率は5.0%となっています。
【対応通貨】
BTC・ETH・ETC・LSK・FCT・XRP・XEM・LTC・BCH・MONA・XLM・QTUM・BAT・IOST・ENJ・OMG
【貸出期間】
・14日間(年率1.0%)
・30日間(年率2.0%)
・90日間(年率3.0%)
・180日間(年率4.0%)
・365日間(年率5.0%)
【貸出数量】
1万円相当以上〜上限なし
【メリット】
- 貸出可能な暗号資産の種類が豊富(2021年9月時点で16銘柄)
- 5種類の貸出期間の中から好きなものを選ぶことができる
- 貸出期間に応じて1%〜5%までの年率が設定されている
- 貸出数量の下限1万円相当以上、上限は設定なし
【デメリット】
- 貸出には事前審査があるため必ず貸し出すことができるというわけではない
- 貸出募集が終了している場合には貸し出すことができない
- 貸し出した暗号資産は分別管理の対象にはならない
- 貸暗号資産サービスの契約は無担保契約であるため「運営会社が破綻した場合には貸し出した暗号資産が返還されない」などのリスクがある
- 指定した貸出期間が経過するまでは、貸し出した暗号資産を売却・送金することができない
こちらの記事も合わせてどうぞ
GMOコイン
GMOコインでは「貸暗号資産」と呼ばれるレンディングサービスが提供されています。GMOコインのレンディングサービスも貸出可能な暗号資産の種類が豊富となっていますが、貸出期間の選択肢はそれほど多くなく、記事執筆時点では「年率3%コース(3ヶ月)・年率1%コース(1ヶ月)」の2種類となっています。
【対応通貨】
BTC・ETH・BCH・LTC・XRP・XEM・XLM・BAT・OMG・XTZ・QTUM・ENJ・DOT・ATOM
【貸出期間】
・年率3%コース(3ヶ月)
・年率1%コース(1ヶ月)
【貸出数量】
暗号資産 | 最小貸出数量 | 最大貸出数量 |
BTC | 0.1 BTC/回 | 100 BTC/月 |
ETH | 5 ETH/回 | 500 ETH/月 |
BCH | 5 BCH/回 | 300 BCH/月 |
LTC | 10 LTC/回 | 1,000 LTC/月 |
XRP | 5,000 XRP/回 | 1,000,000 XRP/月 |
XEM | 30,000 XEM/回 | 1,000,000 XEM/月 |
XLM | 20,000 XLM/回 | 1,000,000 XLM/月 |
BAT | 5,000 BAT/回 | 150,000 BAT/月 |
OMG | 1,000 OMG/回 | 10,000 OMG/月 |
XTZ | 300 XTZ/回 | 30,000 XTZ/月 |
QTUM | 300 QTUM/回 | 30,000 QTUM/月 |
ENJ | 1,000 ENJ/回 | 200,000 ENJ/月 |
DOT | 50 DOT/回 | 5,000 DOT/月 |
ATOM | 10 ATOM/回 | 10,000 ATOM/月 |
【メリット】
- 貸出可能な暗号資産の種類が豊富(2021年9月時点で14銘柄)
- DOT・ATOMなどの貸し出しが可能
- 3ヶ月間貸し出した場合の年率は3%
【デメリット】
- 貸出期間の選択肢が少ない
- 年率がやや低い
- 貸出には事前審査があるため必ず貸し出すことができるというわけではない
- 貸出募集が終了している場合には貸し出すことができない
- 貸し出した暗号資産は分別管理の対象にはならない
- 貸暗号資産サービスの契約は無担保契約であるため「運営会社が破綻した場合には貸し出した暗号資産が返還されない」などのリスクがある
- 指定した貸出期間が経過するまでは、貸し出した暗号資産を売却・送金することができない
こちらの記事も合わせてどうぞ
bitbank(ビットバンク)
bitbank(ビットバンク)では「暗号資産を貸して増やす」という名前のレンディングサービスが提供されています。ビットバンクのレンディングサービスは同取引所が取り扱っている全ての仮想通貨に対応しており、最大年率3%の暗号資産を1年後に受け取ることができるようになっています。
【対応通貨】
BTC・ETH・BCH・LTC・XRP・XLM・MONA・QTUM・BAT・OMG
【貸出期間】
・1年間(最大年率3%)
【貸出数量】
通貨によって異なる
【メリット】
- 貸出可能な暗号資産の種類が豊富(2021年9月時点で10銘柄)
- MONAなど複数のアルトコインの貸し出しも可能
- 1年間貸し出した場合の年率は最大3%
【デメリット】
- 貸出期間の選択肢が少ない
- 年率がやや低い
- 貸出募集が終了している場合には貸し出すことができない
- 貸し出した暗号資産は分別管理の対象にはならない
- 貸暗号資産サービスの契約は無担保契約であるため「運営会社が破綻した場合には貸し出した暗号資産が返還されない」などのリスクがある
- 指定した貸出期間が経過するまでは、貸し出した暗号資産を売却・送金することができない
こちらの記事も合わせてどうぞ
LINE BITMAX(ライン・ビットマックス)
LINE BITMAX(ライン・ビットマックス)では「変動期間型・固定期間型」という2つの種類の暗号資産貸出サービスが提供されています。「変動期間型」は最短当日〜最長7日間の間で自由に貸し出すことができるサービス、「固定期間型」は30日・60日・90日の中から好きな期間を選んで貸し出すことができるサービスとなっています。
【対応通貨】
BTC・ETH・BCH・LTC・XRP・LN
【貸出期間】
・変動期間型(最短当日〜最長7日間)
・固定期間型(30日・60日・90日)
【貸出数量】
通貨によって異なる
【メリット】
- 貸出期間が30日・60日・90日の中から選べる
- 変動期間型貸出の場合は最短当日〜最長7日間の中で自由に返還が可能
- 年率が2%〜12%程度
【デメリット】
- 貸出可能な暗号資産の種類がやや少ない
- 貸出募集が終了している場合には貸し出すことができない
- 貸し出した暗号資産は分別管理の対象にはならない
- 貸暗号資産サービスの契約は無担保契約であるため「運営会社が破綻した場合には貸し出した暗号資産が返還されない」などのリスクがある
- 固定期間型の場合は指定した貸出期間が経過するまでは、貸し出した暗号資産を売却・送金することができない
こちらの記事も合わせてどうぞ
BITPoint(ビットポイント)
BITPoint(ビットポイント)では「貸して増やす」という名称のレンディングサービスが提供されています。このサービスはビットポイントが取り扱っている複数の暗号資産に対応しており、貸出期間・貸借料率は募集毎に異なる仕組みとなっています。
【対応通貨】
BTC・ETH・BCH・LTC・XRP・BAT・TRX・ADA
【貸出期間】
募集毎に異なる
【貸出数量】
募集毎に異なる
【メリット】
- ADA・TRXなど他の取引所ではない暗号資産の貸出が可能
【デメリット】
- 貸出期間・貸借料率などが決められていない
- 貸出募集が終了している場合には貸し出すことができない
- 貸し出した暗号資産は分別管理の対象にはならない
- 貸暗号資産サービスの契約は無担保契約であるため「運営会社が破綻した場合には貸し出した暗号資産が返還されない」などのリスクがある
- 指定した貸出期間が経過するまでは、貸し出した暗号資産を売却・送金することができない
こちらの記事も合わせてどうぞ
SBI VC Trade(SBI VCトレード)
SBI VC Trade(SBI VCトレード)では「VCTRADE LENDING」と呼ばれる貸暗号資産サービスが提供されています。このサービスは「BTC・XRP」の2銘柄に対応しており、貸借期間は共に「84日間」、年率は「XRPが0.1%」「BTCが1.0%」となっています。
【対応通貨】
BTC・XRP
【貸出期間】
84日間
【貸出数量】
暗号資産 | 最小貸出数量 | 最大貸出数量 |
BTC | 0.1 BTC | 5 BTC |
XRP | 1,000 XRP | 100,000 XRP |
【メリット】
- サービス内容がシンプルでわかりやすい
【デメリット】
- 貸出可能な暗号資産の種類が少ない
- 年率がやや低い
- 貸出募集が終了している場合には貸し出すことができない
- 貸し出した暗号資産は分別管理の対象にはならない
- 貸暗号資産サービスの契約は無担保契約であるため「運営会社が破綻した場合には貸し出した暗号資産が返還されない」などのリスクがある
- 指定した貸出期間が経過するまでは、貸し出した暗号資産を売却・送金することができない
こちらの記事も合わせてどうぞ
FXCoin(FXコイン)
FXCoin(FXコイン)では「暗号資産レンディング」という名称の仮想通貨貸出サービスが提供されています。このサービスは「BTC・XRP・LTC・BCH」の4銘柄に対応しており、貸出期間・貸出数量・貸借料率などは毎回の貸出募集時に提示される仕組みとなっています。
【対応通貨】
BTC・XRP・LTC・BCH
【貸出期間】
貸出募集時に掲載
【貸出数量】
貸出募集時に掲載
【メリット】
- 基本的に1ヶ月程度の貸出期間で年率2%の報酬を得ることができる
【デメリット】
- 貸出可能な暗号資産の種類が少ない
- 貸出募集が終了している場合には貸し出すことができない
- 貸し出した暗号資産は分別管理の対象にはならない
- 貸暗号資産サービスの契約は無担保契約であるため「運営会社が破綻した場合には貸し出した暗号資産が返還されない」などのリスクがある
- 指定した貸出期間が経過するまでは、貸し出した暗号資産を売却・送金することができない