Bakktの仮想通貨対応デビットカード「Google Pay」に追加可能に
デジタル資産・仮想通貨関連サービスを提供している「Bakkt(バックト)」は2021年10月8日に、デジタル資産の利用範囲拡大・利便性向上に向けて「Google(グーグル)」と提携したことを発表しました。今回の提携によって、仮想通貨対応のVisaデビットカード「Bakktカード」を利用している人々は「Google Pay」にBakktカードを追加することができるようになりました。
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Bakktカード「Google Pay」に追加可能に
Bakkt(バックト)は2021年10月8日に、デジタル資産の利用範囲拡大・利便性向上に向けて「Google(グーグル)」と提携したことを発表しました。今回の提携によって、仮想通貨対応のVisaデビットカード「Bakktカード」を利用している人々は「Google Pay」にBakktカードを追加することができるようになりました。
「Bakktカード」は仮想通貨に対応したバーチャル版のVisaデビットカードであり、自分の口座に保管されているビットコインなどの仮想通貨や現金残高を用いて支払いを行うことができるようになっています。Bakktカードを使用して仮想通貨で支払った場合には、仮想通貨が米ドルなどの法定通貨に自動変換されて支払われる仕組みとなっています。
「Google Pay」はクレジットカードや電子マネーをまとめて登録して使用することができる非接触型決済アプリであるため、Bakktカードを登録することによってより簡単にBakktカードを利用することができるようになります。
Google Cloudを活用したソリューションも展開
また、Bakktは今回の提携を通じて『Google Cloudを優先的なクラウドプロバイダーとして選択し、Google Cloudを活用したソリューションを米国の大手小売業者やマーチャントに販売していく』とも報告しています。
Bakktは『Google Cloudの最先端ツールを活用して、人工知能(AI)・機械学習(ML)・ジオロケーション機能などを用いた新たなアナリティクスをプラットフォーム上に構築し、位置情報を意識した深いビジネスインサイトを引き出していく予定だ』と説明しています。
これによって、Bakktのサービス利用者のポイント還元の選択肢が広がり、BakktパートナーにはGoogle Cloudのインフラを活用した貴重な消費者の行動パターンが提供されるとのことです。
BakktのCEOであるGavin Michael氏は今回の提携について次のようにコメントしています。
今回の提携は、デジタル資産市場におけるBakktの確固たる地位を証明するものであり、消費者がリアルタイムで安全かつ信頼性の高い方法でデジタル資産を楽しめるようにするためのものです。Google Cloudとの提携により、数百万人のユーザーのニーズに応えることができる、最高クラスの革新的なプラットフォームを構築し続けることができます。