BINANCE「南アフリカ」でも一部サービスに利用制限

by BITTIMES

暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2021年10月8日に、現地の規制に準拠するために南アフリカ地域にユーザー向けサービスを一部制限することを発表しました。新規ユーザーのサービス利用には既に制限がかけられており、既存ユーザーに対しても『期日までにポジションをクローズするように』との注意喚起がなされています。

こちらから読む:Bakktカード、Google Payに追加可能に「暗号資産」関連ニュース

先物・オプション取引などのサービス提供を停止

BINANCE(バイナンス)は2021年10月8日に、現地の規制に準拠するために南アフリカ地域にユーザー向けサービスを一部制限することを発表しました。利用が停止されるサービスは以下の4種類となっており、南アフリカの新規ユーザーは既にこれらのサービスを利用することができなくなっていると説明されています。

  • 先物取引
  • オプション取引
  • マージン取引
  • レバレッジトークン取引

既にこれらのサービスを利用していた既存ユーザーには、ポジションをクローズするために90日間の猶予期間が与えられるとのことで、証拠金残高を補充することはできるが、新規ポジションを取得することはできないと説明されています。

また、日本時間2022年1月7日午前8時59分以降は、自分でポジションをクローズすることができなくなるとのことで、その後は残り全てのポジションが清算されることになるとされています。

南アフリカの金融規制当局である「金融セクター行動監督機構(FSCA)」は2021年9月3日に『BINANCE GROUPは金融アドバイス・仲介サービスの提供を許可されていないため、BINANCE GROUPのサービスを利用する一般市民は十分に注意を払う必要がある』との警告を発していたため、今回の対応はこれらの指摘を受けてのものであると考えられます。

今月は「本人確認手続きの義務化」も予定

BINANCEは世界最大の大手暗号資産取引所として知られているものの、この1年間では世界各国の規制当局がバイナンス関連の警告を発しているため、BINANCEは各地域でサービス利用制限などの対応をとっており、今月からは全てのユーザーに本人確認手続きが義務化される予定となっています。

既にBINANCEのサービスを利用している場合でも、身分証の提出などが必要となる「中間認証(インターミディエイト)」までの本人確認手続きを完了していない場合には「出金・注文のキャンセル・ポジションのクローズ・償還のみ」しか利用することができなくなるため、BINANCEを利用している方は注意が必要です。

住所・氏名などといった基本情報の入力は1日で完了するものの、顔写真・身分証明書の提出・住所証明書の提出などの手続きで審査が完了するまでには20日ほどの期間がかかる場合もあり、期限ギリギリになると審査に時間がかかる可能性も高いため、BINANCEを利用している方は早めに手続きを完了しておくようにしましょう。

>>「BINANCE」の公式発表はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

ベトナムの国際コンテナターミナル:ブロックチェーン貿易基盤「TradeLens」に参加

ベトナムの国際コンテナターミナル:ブロックチェーン貿易基盤「TradeLens」に参加

中国大手マイニング機器メーカー「Ebang(エバン)」近日中にNASDAQ上場か

中国大手マイニング機器メーカー「Ebang(エバン)」近日中にNASDAQ上場か

【Cardano/ADA】新機能を搭載した最新版ウォレット「Daedalus 2.5.0」リリース

【Cardano/ADA】新機能を搭載した最新版ウォレット「Daedalus 2.5.0」リリース

フランスの小売大手カジノグループ「テゾス基盤のステーブルコイン」導入か

フランスの小売大手カジノグループ「テゾス基盤のステーブルコイン」導入か

【速報】GMOコイン:暗号資産FXに「BAT・NEM・XLM」の3銘柄を追加

【速報】GMOコイン:暗号資産FXに「BAT・NEM・XLM」の3銘柄を追加

Zodia Custody × OpenEden:機関投資家向けに「ステーキングサービス」提供へ

Zodia Custody × OpenEden:機関投資家向けに「ステーキングサービス」提供へ

注目度の高い仮想通貨ニュース

OKCoinJapan:アプトス(APT)のステーキングサービス提供へ「年率88.88%のFlash Deal」も開催

OKCoinJapan:アプトス(APT)のステーキングサービス提供へ「年率88.88%のFlash Deal」も開催

テレグラムで「深刻な脆弱性」報告|利用者が行うべき対応は?

テレグラムで「深刻な脆弱性」報告|利用者が行うべき対応は?

Apple製チップで「秘密鍵流出に繋がる修正不可能な脆弱性」報告|深刻さに関する補足説明も

Apple製チップで「秘密鍵流出に繋がる修正不可能な脆弱性」報告|深刻さに関する補足説明も

【重要】OKCoinJapan「三菱UFJ銀行からの日本円入金」で一時的な制限措置

【重要】OKCoinJapan「三菱UFJ銀行からの日本円入金」で一時的な制限措置

ビットトレード:ソーラー(Solar/SXP)取扱いへ【国内初上場】

ビットトレード:ソーラー(Solar/SXP)取扱いへ【国内初上場】

Bitget Wallet「BWBトークンのエアドロップキャンペーン」開始|第2四半期にはIEOも予定

Bitget Wallet「BWBトークンのエアドロップキャンペーン」開始|第2四半期にはIEOも予定

マイクロストラテジーのBTC保有量「総供給量の1%」を突破|新たな買い増し報告

マイクロストラテジーのBTC保有量「総供給量の1%」を突破|新たな買い増し報告

2025年までにビットボットのトークンが、新たなAI技術で飛躍する可能性

2025年までにビットボットのトークンが、新たなAI技術で飛躍する可能性

VR・ARコイン5SCAPEの人気が上昇中、プレセールは300万ドル調達間近

VR・ARコイン5SCAPEの人気が上昇中、プレセールは300万ドル調達間近

シバイヌ(SHIB)「CDSA参加の重要性と影響」主任開発者Shytoshi Kusama氏が説明

シバイヌ(SHIB)「CDSA参加の重要性と影響」主任開発者Shytoshi Kusama氏が説明

シバイヌ(SHIB)に複数の強気シグナル|LunarCrushのAltRankで「2位」獲得

シバイヌ(SHIB)に複数の強気シグナル|LunarCrushのAltRankで「2位」獲得

大手仮想通貨取引所BINANCE「初の取締役会」を設置

大手仮想通貨取引所BINANCE「初の取締役会」を設置

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

ASTRも管理できる「Polkadot{.js}」のウォレット作成方法|画像付きでわかりやすく解説

ASTRも管理できる「Polkadot{.js}」のウォレット作成方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す