FTX:仮想通貨が使えるVisaデビットカード「FTX Card」リリースへ
暗号資産取引所「FTX」は2022年1月21日に、世界中で利用可能な仮想通貨対応Visaデビットカード「FTX Card」を近日中にリリースする予定であることを発表しました。このカードはFTXの口座で保有している暗号資産を使って支払いを行うことができるようになっており、現在は事前申込受付も開始されています。
こちらから読む:国内取引所で"新規上場発表"続く「暗号資産」関連ニュース
FTX口座の暗号資産が世界中の加盟店で利用可能に
FTXは2022年1月21日に、世界中で利用可能な仮想通貨対応Visaデビットカードである「FTX Card」を近日中にリリースする予定であることを発表しました。
同社は昨年3月に米国版FTXの利用者向けにバーチャルカード形式の「FTX Card」をリリースしていましたが、今回発表された「FTX Card」はグローバル版FTXのユーザーが利用できるものとなっており、バーチャルカードではなく"現物のデビットカード"が発行されることになっています。
具体的なカードの特徴としては以下の4点が挙げられており、『24時間365日、世界中にある何百万もの加盟店で、FTXの口座に保管している暗号資産を使用して、手数料無料で支払いを行うことができる』ということが説明されています。
- FTXは管理手数料や処理手数料を請求しないため完全無料で利用できる(サードパーティの料金が適用される場合あり)
- FTXアカウントに保管されている暗号資産を支払いに利用することができる。支払い時はその時の価格換算で自動的に法定通貨へと交換される
- FTX Cardを使用すると、世界中にある何百万もの加盟店で24時間365日いつでもすぐに仮想通貨を利用できる
- すべての資産は業界をリードするFTXのセキュリティ基準によって保護されているため、安心して利用することができる
「FTX Card」は日本居住者でも発行可能?
FTXは現在、公式サイトで「FTX Cardの事前申込受付」も開始しているため、このページで「氏名・Eメールアドレス・居住国」を入力して順番待ちリストへの登録を行なっておけば、自分が居住する地域でFTX Cardが利用可能になった際にカードの注文を完了するための詳細な手順が記載されたメール通知を受け取ることができるとも説明されています。
なお、FTXは昨年9月に「日本居住者の新規登録禁止」を正式発表していたものの、FTX Cardの事前申込は日本からでも行うことができるようになっており、最近ではFTXログイン時に『当社は今年、日本のパートナーと協力して、日本の法規制に準拠した形で、銀行口座との連携を含む新しく改良された取引サービスを皆様に提供するためのステップを予定している』という内容のメッセージが表示されるようになっていたため、将来的には日本居住者も「FTXの取引サービス」や「FTX Card」を利用できるようになる可能性があると期待されています。