カザフスタン国立銀行:中央銀行デジタル通貨のテスト開始|BINANCEも協力
BINANCE(バイナンス)とカザフスタン国立銀行(NBK)が、カザフスタンの中央銀行デジタル通貨(CBDC)となる「デジタルテンゲ」のパイロットプロジェクトを開始したことが2023年2月3日に発表された共同報告書で明らかになりました。BINANCEは独自のブロックチェーンである「BNBチェーン」の環境を提供することによってCBDCを分散型ブロックチェーンに統合するテストを支援しているとのことです。
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CBDCのテストで「BNBチェーン」の環境を提供
BINANCE(バイナンス)とカザフスタン国立銀行(NBK)が、カザフスタンの中央銀行デジタル通貨(CBDC)となる「デジタルテンゲ」のパイロットプロジェクトを開始したことが2023年2月3日に発表された共同報告書で明らかになりました。
今回公開された報告書は「中央アジアにおけるデジタル資産産業と分散型金融(DeFi)の現状」に関する共同レポートであり、仮想通貨の採用・一般的なDeFiの傾向・現地のデジタル資産産業・中央アジアと独立国家共同体(CIS)におけるデジタル資産の規制状況などに関する内容が記載されています。
この報告書はデジタル資産に関する複数の内容を記したものとなっていますが、カザフスタン国立銀行の副総裁であるBerik Sholpankupov(ベリク・ショルパンクポフ)氏は報告書の冒頭で『カザフスタンは自国のCBDCにあたるデジタルテンゲが、仮想通貨の世界と従来の法定通貨決済インフラをどのように橋渡しできるかについて探る実用的な研究開発プロジェクトを開始した』と語っています。
デジタルテンゲの研究開発プロジェクトでは、管理された環境を用意して実際の消費者や販売業者が参加するパイロットテストを実施する段階に既に入っているとのことで、BINANCEは独自のブロックチェーンである「BNBチェーン」の環境を提供することによってCBDCを分散型ブロックチェーンに統合するテストを支援しているとのことです。
カザフスタンのデジタルテンゲプロジェクトは2020年に発表されたもので、このプロジェクトは2025年末まで実施される予定だと報告されています。
中央銀行デジタル通貨(CBDC)の可能性を探るためのテストや研究開発は世界中で進められていますが、一部の国では主流のブロックチェーンプロジェクトとも連携しながら取り組みが進められており、リップル社やステラ開発財団などもCBDC関連のプロジェクトに協力しています。
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