ブラジル中央銀行:デジタル通貨(CBDC)の名称を「DREX」に決定
CBDCの名称が「DREX」に決定
ブラジル中央銀行が発行を予定している中央銀行デジタル通貨(CBDC)の名称が「DREX」に決定したことが明らかになりました。
中央銀行デジタル通貨(CBDC)とは、各国の中央銀行が発行するデジタル化された法定通貨の総称であり、現在は日本を含めた世界中の様々な国で研究開発が進められています。
ブラジル中央銀行は2023年8月7日に公開されたYouTube動画の中で「DREX」の名称とロゴを発表しており、このCBDCの概要についても説明を行なっています。
DREXは「デジタルのD」「レアルのR」「エレクトリックのE」「トランザクションのX」を組み合わせたものであり、デジタル通貨を通じて人々の生活を楽にする狙いがあると報告されています。
複数の報告によると、DREXは銀行間の取引処理で分散型台帳技術(DLT)を利用するとのことで、個人のアクセスに関してはトークン化された銀行預金に基づいて行われると報じられています。
2024年末までの本格導入を予定
DREXは現在テスト段階にあるとのことですが、試験運用が完了した後の2024年末までには正式にDREXが導入される予定だとされています。
将来的には、政府からの給付金などでもデジタルレアルが使用される可能性があるとのことで、社会手当や労働手当などの支払いでトークン化された通貨が使用される可能性もあると報じられています。
DREXは「国内金融サービスへのアクセス改善」を主な狙いとしているとのことで、DREXの本格導入によって融資・投資・保険サービスなどの促進に繋がり、一般の人々がこれらの金融商品を手軽に利用できるようになると期待されています。
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