2023年12月10日〜16日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
米SECの警告はETF承認のサイン?
米国証券取引委員会(SEC)は2023年12月9日に、仮想通貨を”暗号資産証券”を表現した上で『暗号資産証券は価格変動が激しい場合があり、非常にリスクが高い』と注意喚起を行いました。
今回の注意喚起に対しては「暗号資産証券という言葉は法的根拠がなく、定義が明確化されていない意味のない言葉だ」と批判する意見も出ていますが、その一方では「今回の注意喚起はビットコイン現物ETFの承認が迫っているサインである」と指摘する意見も出ています。
BONK:1年間で21000%以上の価格上昇
ソラナ(Solana/SOL)のブロックチェーンを基盤として発行されている犬をテーマにしたミームコイン「ボンク(BONK)」が、過去1ヶ月間で1200%以上の価格上昇を記録して注目を集めています。
BONKは数多く存在する仮想通貨の中でも特に大幅な価格上昇を記録しており、2023年12月16日時点における過去1年間の価格上昇率は21000%以上に到達しています。
BONKエアドロ期待で「Saga」は完売
カルダノ財団「Identity Wallet」を発表
カルダノ財団は2023年12月12日に、自己主権型ID(SSI)を管理できるW3C互換のモバイルウォレット「Identity Wallet」を発表しました。
今月13日には、カルダノ(Cardano/ADA)関連のグッズを購入できるオンラインストア「Cardano Store」も公開されています。
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Shibarium:累計取引件数が「1億」を突破
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)関連のレイヤー2である「Shibarium」では取引件数が順調に増加しており、今月14日頃には累計トランザクション数が大台の1億件を突破しました。
今月13日に公開された「The Shib」では2023年12月に合計3回の手動バーンが実施されることも報告されており、先日は近日中に年末のサプライズ発表があることも報告されています。
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メタマスクの仮想通貨売買機能がより便利に
MetaMask(メタマスク)は2023年12月8日に、世界中でより簡単に仮想通貨を購入できるようにするために、日本を含む9カ国で”法定通貨を用いた仮想通貨の購入手段”を拡充したことを発表しました。
今月13日には、MetaMaskのモバイルアプリに「仮想通貨の売却機能」が追加されたことも発表されています。
仮想通貨市場に「アルトシーズン」到来?
ビットコイン(BTC)の価格は2023年12月11日に44,000ドル付近まで上昇した後に急落し、主要な仮想通貨の価格も同様に急落しましたが、仮想通貨業界の著名アナリストからは「アルトコインシーズンの始まり」を予想する意見が多数出ています。
最近ではドージコイン(DOGE)の価格上昇を予想する意見が出ている他、BTC急落時にビットコインのクジラが急増したことなども報告されています。
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VanEck・Bitwiseの「2024年仮想通貨予測」
2023年が終わりに近づく中で、現在は大手企業から「2024年に仮想通貨市場で起きること」に関する予測が多数発表されています。
最近では米国の大手資産運用会社VanEckが「2024年に仮想通貨市場で起きる15のこと」の予測を発表している他、米国の暗号資産管理会社Bitwiseも「2024年に仮想通貨市場で起きる10の予測」を発表しています。