この1週間の記事の中で、BITTIMES編集部が特におすすめしたい記事をピックアップしています。見ていない記事があればぜひ読んでみて下さい。
Facebookが仮想通貨広告の一部を許可
Facebook(フェイスブック)は6月26日から仮想通貨広告の出稿を一部許可する方針を発表しました。イニシャル・コイン・オファリング(ICO)の広告は依然として禁止されているものの、仮想通貨や関連するコンテンツなどの広告は許可されることとなりました。
同社は「安全と確認できた仮想通貨関連の広告掲載を許可するために、過去数ヶ月間に渡って最善の方法を検討してきた」と説明しています。
FacebookのCEO兼会長、共同設立者であるMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏は、自身のフェイスブックで投稿した2018年の抱負の中で「中央集権化してしまったテクノロジー産業を修復するために、仮想通貨等の新技術を研究しフェイスブックのサービスにどう活用できるか検討する」とも語っていたため、今後の新たな取り組みにも注目が集まります。
Facebookに関連するその他の記事も掲載しています
中国政府の仮想通貨格付け|6月
中国で仮想通貨の格付けを行なっているCCIDは、6月20日に2回目となる最新のランキングを発表しました。合計30種類の通貨が対象となった今回のランキングでは、イオス(EOS)、イーサリアム(ETH)、ネオ(NEO)がトップ3にランクインしています。
今回の記事では、30種類全ての順位や評価内容と一緒に前回のランキングも掲載しています。
30種全ての評価内容はこちら
Ant Financialが国際送金を3秒で処理
Alibaba(アリババ)グループの金融関連会社であるAnt Financial(アント・フィナンシャル)は、ブロックチェーンの技術を使用した国際送金のテストを行い、リップル(XRP)を上回る3秒台での送金を実現しています。
Alibabaの共同設立者であるJack Ma(ジャック・マー)氏はこのプロジェクトについて、「ブロックチェーン技術を使用することで、最終的には送金費用をほぼゼロにすることを目指している」と語っています。
国際送金テストの詳しい内容はこちら
海外取引所で日本向けサービス停止が相次ぐ
今週は海外の仮想通貨取引所の多くが『日本向けの取引サービスを停止する』ことを発表しています。
Huobi Pro(フォビ)は、2018年7月2日にはHuobiのホームページから日本語ページを削除し、日本居住者は同社のサービスを利用できなくなると発表しています。KuCoin(クーコイン)は、日本向けのサービスを全て終了するとともに、日本語のサポートも終了することを2018年6月28日に発表しました。
また、LINE(ライン)が今週発表した仮想通貨取引所BITBOXは、7月中にサービスの開始を予定しているものの、日本に関わりのある人物にはこれらのサービスが提供されないことを強調しています。
BITBOXに関する記事はこちら
サービス停止の理由としては『日本の法律』関連の理由が挙げられています。
仮想通貨KINがチャットアプリKikに統合
仮想通貨KIN(キン)を開発しているKik Interactive社は、自社開発のメッセンジャーアプリKik(キック)でKINを実際に使用できるように統合し、1,000人ほどのテストユーザー向けにベータ版サービスの提供を開始したことを6月27日に発表しました。
これによってKikのユーザーは、投票やクイズなどのタスクをこなすことによって、複雑さやレベルに応じた量のKINを取得することができます。また受け取ったKINは、追加コンテンツの購入にも利用できるため、ユーザーは新しいチャットテーマなどのプレミアムバージョンを利用することができるようにもなっています。
以前から期待されていた仮想通貨の一つであるKINは今回の統合によって、実際に利用できる『実用的な仮想通貨』として大きく前進しています。
KINとKikに関する記事はこちら