Facebook:仮想通貨のプロジェクト詳細「6月後半」正式発表か?ATM設置の可能性も
Facebook(フェイスブック)が独自の仮想通貨を今月中に発表し、プロジェクトに従事している従業員が新しい通貨の形で給料を受け取れる仕組みを導入する予定であることが「The Information」の報道で明らかになりました。
こちらから読む:国税庁、"課税逃れ"対策として専門チーム発足「仮想通貨」関連ニュース
Facebook(フェイスブック)が開発に取り組んでいるとされる独自の仮想通貨に関する情報はこれまでにも複数報じられていましたが、今のところそれらの報道は全て公式からの発表ではありませんでした。
しかし「The Information」が2019年6月5日に"関係者の話"として報じた内容によると、「Facebookは今月後半にも独自の仮想通貨プロジェクトについての発表を行う」とされています。
Facebookの仮想通貨に関する情報としてこれまでに明らかにされてきた情報としては、
・プロジェクト名は「Libra(リブラ)」
・通貨名は「GlobalCoin(グローバルコイン)」
・米ドル(USD)に基づいたステーブルコイン
・「個人間送金・オンラインショッピング」などで利用可能
・仮想通貨取引所でも取引できる可能性も
・MITのトークン経済専門家も開発に関与
・2020年に発行予定
などが挙げられていましたが、今回報じられた内容では、
・手数料なしのボーダレス通貨として機能する
・法定通貨のボラティリティが激しい新興国で展開
・実店舗との連携も図る
・他の通貨と交換できるATMのような機器の設置も検討
と言ったものになる可能性があることが記載されています。
また、この他にも外部の企業や金融機関と共同で仮想通貨を運営することによって、仮想通貨が中央集権化するのを防いでいるとも伝えられています。報道によると、仮想通貨のネットワークを支える役割を果たす「ノード」を100台ほど立ち上げることを目指しており、運用ライセンスの料金はノード1台あたり1,000万ドル(約11億円)になる見通しだと伝えられています。
これらの内容に関しても「Facebook」からの正式な回答は得られていないため、情報が正しいかどうかは不明であるものの、「The Information」の報道が正しければ、プロジェクトの詳細は今月末頃には明らかになるでしょう。
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