
バハマ:中央銀行デジタル通貨(CBDC)の「試験導入」を開始
バハマの中央銀行(CBOB)は、2019年12月24日に「バハマドル(BSD)に連動した独自デジタル通貨」のテストを開始することを発表しました。このプロジェクトは「Project Sand Dollar(プロジェクト・サンド・ドル)」と名付けられており、決済システムの効率化や違法行為への対処につながると期待されています。
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バハマ国内の決済システム効率化へ
バハマ中央銀行(CBOB)は、2019年12月24日に同国の首都ナッソーの東南に位置するエグズーマ島で「バハマドル(BSD)に連動した独自デジタル通貨」のテストを開始することを発表しました。このテストは2020年前半にアバコ諸島でも実施される予定となっています。
このデジタル通貨発行プロジェクトは「Project Sand Dollar(プロジェクト・サンド・ドル)」と名付けられており、「サンドドル」は同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)に割り当てられた名前でもあると説明されています。
「Project Sand Dollar」は2000年代初頭に開始された「バハマ決済システム近代化イニシアチブ(PSMI)」の一貫であり、バハマ国内の決済システムを効率化し、マネーロンダリングやテロ資金供与などの違法行為に対処することなどを目的としています。
また今回の発表では「デジタル通貨に関する新しい規制を導入し、データ保護・消費者保護を強化していくこと」や「国内の決済システムに銀行ではない企業が直接参加できるようにするための改革を推進していくこと」も発表されています。
バハマ中央銀行は今年10月にデジタル通貨の発行を計画していることを明らかにしており、その当時は「自然災害が発生した場合などに銀行や決済システムを素早く回復できること」などをデジタル通貨発行の利点としてあげていました。
ここ最近では、世界各地で"中央銀行デジタル通貨"に対する関心が高まってきており、今月13日にはスウェーデンの中央銀行である「スウェーデン国立銀行(Riksbank)」も独自のデジタル通貨「e-krona(eクローナ)」の開発に向けた試験的なプラットフォームを開発していく計画を明らかにしています。

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