コロナウイルス対策で「ブロックチェーン卒業証明書」を無償提供:LasTrust株式会社
ブロックチェーン証明書の発行・管理システムなどを開発している「LasTrust株式会社」は、2020年3月17日に『新型コロナウイルスの影響で卒業証書授与式の開催が困難だった教育機関に、オンライン上で授与することができる"ブロックチェーン卒業証明書"を無償提供する』と発表しました。
こちらから読む:TOYOTA、BC活用で"企業連携"を加速「ブロックチェーン」関連ニュース
LasTrustの「ブロックチェーン卒業証明書」とは
LasTrust株式会社が提供している"ブロックチェーン卒業証明書"は、オンライン上で発行可能なデジタル版の卒業証明書となっています。
この卒業証書は情報改ざんが極めて困難なブロックチェーン技術を用いてデータを管理しているため、卒業記録が信頼できるものであることを保証することができ、卒業生が自分自身の卒業証書をスマホ端末に保存してSNSやブログなどにアップロードしたり、就職希望先担当者にメールで送信したりすることができるようになっています。
LasTrust株式会社のブロックチェーン証明書(画像:LasTrustプレスリリースから)
新型コロナウイルスの影響で"休校"になっている学校は「卒業証書の授与式を開催することができない」という問題に陥る可能性がありますが、ブロックチェーン証明書はオンライン上で発行して卒業生に送信することができるため、"非接触"で証明書を授与することができます。
「紙ベースの証明書」と「ブロックチェーン証明書」を同時に発行すれば、従来と同様の方法で学歴情報を証明しつつ、これまでにはなかった新しい方法でも学歴情報を証明したり、他の関係者にスムーズに情報を共有したりすることができるため、このような仕組みを採用する学校は世界中で増えてきています。
ブロックチェーン証明書は"低コストに導入することができる"という利点も備えていますが、LasTrust社は今回"無償提供"という形でブロックチェーン証明書を発行しているため、新たな技術を採用する絶好の機会になると考えられます。
「ブロックチェーン卒業証書の無償提供」の概要
ブロックチェーン卒業証書の無償提供に関する概要は以下の通りです。
【無償提供期間】
2020年3月16日〜4月末まで(変更の可能性あり)
【提供対象の教育機関】
中学・高校・大学などの公教育機関、専門学校、資格提供団体など
【対象学校数】
最大5校まで
ブロックチェーン卒業証明書無償提供の詳細は以下の公式発表ページをご覧ください。
>>「LasTrust株式会社」の公式発表はこちら