BitMEX「KYC(本人確認)」導入の可能性|仮想通貨市場にも影響か

by BITTIMES   

仮想通貨のレバレッジ取引で最大100倍の倍率を設定することができることで知られる大手仮想通貨取引所「BitMEX(ビットメックス)」がAML(アンチマネーロンダリング)の担当マネージャーを募集していることが明らかになりました。仮想通貨業界では、BitMEXにKYC(本人確認)が導入されることによって市場にも大きな影響が出る可能性があると懸念する声が出ています。

こちらから読む:Bitfinex、87種類の取引ペア削除へ「仮想通貨」関連ニュース

ユーザー撤退で「流動性低下」の可能性

BitMEX(ビットメックス)のLinkedinページでは、現在「AMLオペレーションマネージャー」の求人募集が行われているため、仮想通貨業界では『BitMEXでKYCが導入される可能性がある』と懸念されています。KYCとは「Know Your Customer(顧客確認)」の略語であり、仮想通貨取引所などで口座開設を行う際にユーザーが「どのような人物であるか、規約に違反している人物ではないか」といったことを確認するためなどに行われています。

(画像:BitMEXのLinkedinページ)(画像:BitMEXのLinkedinページ

ビットメックスのAMLオペレーションマネージャーの職務内容としては『顧客資産の適正調査と顧客の適格審査を行うための効果的な業務機能を構築してスタッフを雇用するための責任を果たすこと』や『顧客管理プロセスがポリシー基準を満たしていることの確認』などが挙げられているため、BitMEXはAML担当マネージャーを雇用することによって本人確認プロセスを導入し、ポリシーに違反しているユーザーをより厳しく取り締まっていくことを計画しているのだと考えられます。

BitMEXは米国などを含めた一部地域には仮想通貨取引サービスを提供しない方針を示していましたが、実際には身元を誤魔化すことによって同社のサービスを利用していたユーザーも多数存在することが報告されていたため、本人確認プロセスが導入された場合にはこれらのユーザーがBitMEXから排除される可能性があります。

仮想通貨コミュニティの間では『もしもBitMEXで本人確認が強化された場合には、人々がBitMEXを利用する理由は残らない』といった意見も出ており、KYCの実施によってユーザー数が減少し、仮想通貨の流動性低下につながる可能性があると懸念されています。

BitMEXは仮想通貨取引所ランキングでも上位に位置づけられるほどの大手仮想通貨取引所であり、仮想通貨市場への影響も大きい取引所として知られているため、今後の動向には注目が集まっています。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

ポーランドの仮想通貨取引所「Coinbe」にネム(NEM/XEM)が上場

ポーランドの仮想通貨取引所「Coinbe」にネム(NEM/XEM)が上場

Bitget第1回KCGIトレーディング大会が暗号資産デリバティブ取引分野のトップイベントとして終了しました!

Bitget第1回KCGIトレーディング大会が暗号資産デリバティブ取引分野のトップイベントとして終了しました!

エルサルバドル「ビットコイン教育資料の最新版」を公開|公立学校などでBTC教育

エルサルバドル「ビットコイン教育資料の最新版」を公開|公立学校などでBTC教育

「Twitterは独自通貨を発行しない」ジャック・ドーシーCEOが断言

「Twitterは独自通貨を発行しない」ジャック・ドーシーCEOが断言

ブロックチェーン収集・育成・バトルゲーム「Let's Hunt Monsters」中国で大ブレイク

ブロックチェーン収集・育成・バトルゲーム「Let's Hunt Monsters」中国で大ブレイク

ビットバンク:取引所チャートに「指値/逆指値注文の表示機能」追加|キャンセルも簡単に

ビットバンク:取引所チャートに「指値/逆指値注文の表示機能」追加|キャンセルも簡単に

注目度の高い仮想通貨ニュース

仮想通貨ニュース週間まとめ「JMY・XYM・ADA・SHIB」などの注目記事をまとめて

仮想通貨ニュース週間まとめ「JMY・XYM・ADA・SHIB」などの注目記事をまとめて

自動損益計算のクリプタクト「GESO Verse」と「DM2 Verse」に対応

自動損益計算のクリプタクト「GESO Verse」と「DM2 Verse」に対応

GMOコイン:最大10万円が当たる「暗号資産預入キャンペーン第2弾」開催へ【法人口座】

GMOコイン:最大10万円が当たる「暗号資産預入キャンペーン第2弾」開催へ【法人口座】

ぺぺのカムバックを逃した?次のチャンスとして注目される仮想通貨

ぺぺのカムバックを逃した?次のチャンスとして注目される仮想通貨

Symbol活用のNFTDriveEX「アトミックスワップv1」リリース|SHIBもサポート

Symbol活用のNFTDriveEX「アトミックスワップv1」リリース|SHIBもサポート

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

より優れた仮想通貨投資とは:2024年のバナナガンとビットボット

より優れた仮想通貨投資とは:2024年のバナナガンとビットボット

ワールドコイン:最長6ヶ月間にわたる「WLDトークン販売計画」を発表

ワールドコイン:最長6ヶ月間にわたる「WLDトークン販売計画」を発表

2025年までにビットボットのトークンが、新たなAI技術で飛躍する可能性

2025年までにビットボットのトークンが、新たなAI技術で飛躍する可能性

【重要】OKCoinJapan「対BTCの取引ペア」取扱終了へ

【重要】OKCoinJapan「対BTCの取引ペア」取扱終了へ

ビットコイン保有事業者が増加する?Square「店舗売上のBTC自動変換機能」を提供

ビットコイン保有事業者が増加する?Square「店舗売上のBTC自動変換機能」を提供

Dogwifhat(WIF)ミームコイン時価総額ランキング3位に|価格上昇率は2,560%

Dogwifhat(WIF)ミームコイン時価総額ランキング3位に|価格上昇率は2,560%

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す