Libra協会に政府系ファンドを含む「投資会社3社」が参加


Libra Association(リブラ協会)は2020年5月14日に「Temasek(テマセク)、Paradigm(パラダイム)、Slow Ventures(スロー・ベンチャーズ)」の3社が新たな協会メンバーとして参加したことを発表しました。

こちらから読む:決済企業・NPO団体などが続々と参加「Libra」関連ニュース

目次

Libra決済システム構築に向けメンバーを拡大

Libra協会は2020年5月14日に、同協会の新メンバーとして
・Temasek(テマセク)
・Paradigm(パラダイム)
・Slow Ventures(スロー・ベンチャーズ)
の3社が参加したことを発表しました。

Temasek(テマセク)はシンガポールに本社を構えるグローバルな政府系投資会社であり、3,000億シンガポールドル(約22兆円)以上の金融資産を有する”投資の巨人”として知られています。同社はアジア市場に特化して投資を行っていることでも知られています。

Paradigm(パラダイム)はサンフランシスコを拠点とする主要な仮想通貨とビジネスに焦点を当てた仮想通貨投資会社であり、Slow Ventures(スロー・ベンチャーズ)はサンフランシスコに本社を置くテクノロジー業界などに投資している投資会社です。Slow Venturesはビジネスシーンで広く利用されているコミュニケーションツール「Slack(スラック)」などにも投資を行っています。

「Paradigm」と「Slow Ventures」はLibra協会に参加する新しい投資ファンドであり、『両社の技術力とブロックチェーン・デジタル資産関連の取り組みは、Libra決済システムのオープンで競争力のある長期的な発展を促進する』と説明されています。

Libra協会は『金融サービスを革新し、数十億人の人々をサポートするブロックチェーン基盤の支払いシステムを設計するためには、様々な業界・地域・分野の多様なメンバーが必要だ』と述べており、今回新たに3社の新メンバーが参加したことは「Libra決済システムのガバナンス・技術ロードマップ・発売準備に貢献する組織の多様なグループを構築する」という協会の取り組みを示していると説明しています。

Libra協会からはすでに「Visa・Mastercard・PayPal」などの大手企業が脱退しているものの、その後は再び参加メンバーが続々と発表されており、最近では「Heifer International・Checkout.com・Shopify・Tagomi」などが参加したことも報告されています。

>>「Libra協会」の公式発表はこちら

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