
クラーケン:米国初の仮想通貨銀行「Kraken Financial」設立へ
米国の暗号資産取引所「Kraken(クラーケン)」は2020年9月16日に、アメリカ・ワイオミング州で「Kraken Financial(クラーケン・フィナンシャル)」と呼ばれる銀行を設立することを発表しました。仮想通貨関連企業が米国で銀行を設立するのは今回が初であると報告されています。
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銀行設立で「仮想通貨関連サービスを拡充」
Kraken(クラーケン)は2020年9月16日に、アメリカ・ワイオミング州の銀行監督部門からライセンスを取得した上で「特別目的委託銀行機関(Special Purpose Depository Institution/SPDI)」として米国初となる"仮想通貨の銀行"を設立することを発表しました。
Kraken Financial(クラーケン・フィナンシャル)と呼ばれるこの銀行は、米連邦政府と州政府から銀行業の承認を受けた米国初の仮想通貨関連銀行であり、デジタル資産のカストディ・入出金・預金通貨口座・海外送金・資金貸付サービスなどといった様々なサービスを提供する予定だと説明されています。
"仮想通貨銀行の設立"に向けた取り組みはこれまでにも多くの企業によって進められてきましたが、実際のライセンス取得は非常に難しいのが現状であり、「Coinbase(コインベース)」や「Gemini(ジェミナイ)」などの大手暗号資産取引所も2020年5月にようやくJPモルガンから"クライアント"として認められた形となっていました。
そのような環境にある米国では多くの暗号資産取引所が「第三者金融機関」を通じて資金の送金を行なっているため、サービスに一定の制限がかけられたり、銀行サービスを受けることができないなどの問題がありましたが、完全に独立した「Kraken Financial」が設立され、仮想通貨取引所「Kraken」のサービスと連携することによって、より柔軟かつスムーズに様々なサービスを展開していくことができるようになると期待されています。
「Kraken Financial」は"デジタル資産と法定通貨の円滑な取引"を目指しており、最初は米国居住者向けにサービスを提供、将来的にはグローバルにサービスを拡大していく予定だと説明されています。
サービス開始の初年度では「デジタル資産のカストディ・預金通貨口座・海外送金・資金貸付サービス」などが提供されることになっていますが、今後数年間をかけて「デジタル資産のステーキング・信託勘定・銀行念書・預金証明」などといった法人顧客向けサービスを含めた様々なサービスの提供が計画されていることも報告されています。

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