ビットコイン(BTC)マイニング可能数量は「残り10%」に|全体の90%が発行済み
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の総発行枚数である2,100万BTCのうちの1,850万BTCが既にマイニングされ、今後マイニングで発行される残りのBTC数量が全体の約10%にあたる「250万BTC」になったことが明らかになりました。このうちのさらに半分は今後4年間でマイニングされる予定となっています。
採掘可能なビットコインは「残り250万BTC」
ビットコイン(BTC)の総発行枚数はBTCが誕生した時点で「2,100万BTC」と決められており、マイニングによって新たに発行されるBTC数量は約4年周期で訪れる"半減期"のタイミングで半分になるように設計されています。
マイニング報酬として付与される最初の報酬額は50BTCであったものの、ビットコインはこれまでに3度の半減期を迎えているため、マイニング報酬額は「2012年11月に25BTC、2016年7月12.5BTC、2020年5月に6.25BTC」へと減少しています。
このような仕組みが採用されていることによって、ビットコインは『需要が高まるにつれて希少価値が高まる資産』として世界的に注目されていますが、先日27日には「ビットコインネットワークで既に1,850万BTCが採掘されたため、新規発行される残りのBTC数量は全体の約10%にあたる250万BTCになった」ということが報告されています。
The Bitcoin network has passed 18,500,000 BTC in circulation. Less than 2,500,000 left and half of those will be mined in the next 4 years. #bitcoin pic.twitter.com/0yPo57XIaR
— ChartsBTC (@ChartsBtc) September 27, 2020
ビットコインネットワークにおけるBTC流通量は「18,500,000BTC」を突破しました。残りは「2,500,000BTC」であり、そのうちの半分は今後4年間で採掘されます。
4度目のビットコイン半減期はさらに4年後である2024年頃に迎える予定となっており、その後も約4年周期で半減期が訪れ、最終的には2140年頃に最後のビットコインがマイニングされると予想されています。
なお、仮想通貨関連企業などからは『既に流通しているビットコインの中には"秘密鍵の紛失などによって二度とアクセスすることができなくなったBTC"が数百万BTCほど含まれている』ということが報告されているため、実際に利用可能なBTCの数量は現在の発行枚数よりもさらに少ないことになります。
新規発行されるBTC数量は数年前に比べるとかなり少なくなっているものの、大手企業や機関投資家などのビットコイン需要は着実に増加しており、最近では『カナダの飲食店が全ての準備金をBTCに交換した』などといったニュースも報告されているため、今後もビットコイン需要が高まり続けるのであれば、それに伴ってビットコイン価格も上昇すると期待されています。
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