ビットコイン「価格上昇の時は近い」著名アナリストPlanB氏が予想
ストック・フロー(S2F)モデルを用いて仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格予想を行っていることで知られる著名アナリスト「PlanB」氏は2020年9月14日のツイートで同モデルを用いた価格分析を更新し、『ビットコイン価格はそろそろ上がる』との見解を示しました。
PlanB氏「ビットコイン価格分析の最新版」を公開
PlanB(@100trillionUSD)氏が提唱する「ストック・フロー(S2F)モデル」は、対象となる資産の流通量(ストック)とこれから新たに発行される採掘量(フロー)などのデータに基づいて適正価格を導き出すモデルのことであり、ビットコインの価格分析ではBTC流通量「約1,800万BTC」と1年間に生成されるBTC数量「約65万BTC」、さらにサトシ・ナカモトが所有しているとされる「100万BTC」などを考慮してグラフが作成されています。
このモデルを用いて長期的にビットコイン価格を予測しているPlanB氏やその予想内容は、予測精度が高いことなどから仮想通貨業界でも高い評価を受けており、PlanB氏のフォロワー数は2020年9月時点で13万人を超えています。
PlanB氏は2020年6月1日のツイートで「S2Fモデル上で半減期後の価格上昇時に点灯していた"赤点"が点灯したこと」を報告していましたが、2020年9月14日のツイートでは「S2Fバージョン1の最新版」が公開され『(BTC価格は)そろそろ上がる時だ』との予想が語られています。
(画像:PlanB氏Twitter)
ビットコインは2020年5月12日に「3度目の半減期」を迎えたため、マイニングによって獲得できるBTCの数量は「12.5BTC→6.25BTC」に半減しています。これによってストックに対するフロー(流通量に対する年間生産量)は大幅に減少しているため、理論的にはまもなくBTC価格が上昇することになると考えられています。
PlanB氏が公開した画像の白線(半減期後のモデル価格)は10万ドル(約1,057万円)を示していますが、現在のBTC価格は依然として110万円前後に留まっているため、これらの考え方に基づいて考えると近い将来にはBTC価格が1,000万円に向けた上昇を開始する可能性があると考えられます。
なお、PlanB氏が掲載している画像では、2016年7月9日に迎えた「2回目の半減期」でもビットコイン価格がそれほど上昇せずに、半減期から数ヶ月が経過したタイミングで本格的な価格上昇が始まったことが示されています。
ビットコイン価格に関しては『2020〜2021年頃には再び大幅な価格上昇がみられる』という予想が多数語られており、具体的な価格に関しては数百万円〜数千万円と意見が分かれています。
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2020年9月15日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(BTC)の価格は今月7日に100万円付近まで下落したものの、その後はやや回復しており、2020年9月15日時点では「1BTC=1,135,943円」で取引されています。
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