SBI×Sygnum銀行「デジタル資産関連企業に投資するファンド」を共同設立


SBIホールディングスは2020年10月6日に、スイスのデジタル資産銀行である「Sygnum Bank(シグナムバンク)」と協力して、東南アジア・ヨーロッパ地域を中心としたデジタル資産関連企業に投資する新しいファンドを共同設立することを発表しました。

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デジタル資産関連企業に投資「STO支援」なども予定

SBIホールディングスは2020年10月6日に、スイスのデジタル資産銀行である「Sygnum Bank(シグナムバンク)」と共同でデジタル資産関連企業に投資する新しいファンドを設立することを発表しました。

Sygnum Bank(シグナムバンク)はスイスの金融市場監督機構(FINMA)から銀行免許を付与されているだけでなく、シンガポールでも当局から認可を資産管理会社として活動しているデジタル資産のスペシャリストであり、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)エックスアールピー(XRP)などの暗号資産(仮想通貨)も取り扱っています。

「SBIホールディングス」と「シグナム銀行グループ」が共同設立するファンドは『東南アジアとヨーロッパ地域を中心に、主に金融市場インフラとDLTに関連するエンタープライズ・ソリューション分野における革新的なテクノロジーを保有するアーリーステージの有望なスタートアップを投資対象とするベンチャーファンド』だと説明されています。

このファンドはSBIホールディングスの子会社である「SBI Ven Capital Pte. Ltd.」が運用するとのことで『デジタル資産分野の先駆者であるSBIグループとヨーロッパのデジタル資産銀行の先駆けであるSygnum銀行グループの両社が相互補完的にもたらすデジタル資産・金融サービス・フィンテック全域にわたる深い専門知識や、アジアとヨーロッパに跨る両社のネットワークをフル活用する』と説明されています。

また、このファンドは投資先に対してSBIグループとSygnum銀行グループが持つ経営資源を活用した事業支援やコーポレートガバナンス面での支援を行うほか、将来的には「セキュリティ・トークン・オファリング(STO)」を通して市場から直接資金調達を行うための支援を行うことも予定しているとのことです。

さらに『より多くの投資家に出資機会を提供して出資後のファンド持分の流動性を高める可能性を提供するために、ファンド持分をトークン化することによって、新しい資金調達手段としてのセキュリティトークンの普及・利用促進を図るべく、最先端のテクノロジーを活用して投資家と企業・発行体との架け橋となることで、デジタルアセット関連事業の拡大に取り組んでいく』とも説明されています。

>>「SBIホールディングス」の公式発表はこちら

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