
航空宇宙大手「Thales」ブロックチェーン用いた製造・メンテナンスセンター開設
航空宇宙・防衛・交通システム・セキュリティなどの分野で情報システムと各種サービスを提供しているフランスの大手電機企業「Thales(タレス)」は2020年11月5日に、ブロックチェーン技術を活用した新しい製造・メンテナンスセンターをスペインに開設したことを発表しました。
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ブロックチェーン活用でNATO・防衛当局の基準に準拠
Thales(タレス)は「交通システム、民間航空、宇宙、防衛、サイバーセキュリティ」などといった5つの事業部門で情報システムや各種サービスを提供しているフランスの大手電機企業であり、日本を含めた世界50ヵ国以上で活動を行っています。
同社は2018年7月に、大手コンサルティング会社「Accenture(アクセンチュア)」と提携してブロックチェーン技術を活用した航空機向けサプライチェーンシステムを展開することを発表していましたが、今回の発表ではブロックチェーン技術を活用した新しい製造・メンテナンスセンターをスペインに開設したことが報告されています。
Thalesの公式発表によると、同社はビッグデータとブロックチェーン技術を活用して防衛・航空に特化した製造・メンテナンスセンターのデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組むと説明されており、このセンターで取り扱う製品としては無線通信・航空・海軍機器などが挙げられています。
具体的には、ブロックチェーン技術を活用することによってセンター内で取り扱われる全ての部品と製品のトレーサビリティを向上させ、北大西洋条約機構(NATO)や防衛当局の基準に準拠することを目指しているとのことです。
また、工場の機会で生成されたビッグデータは、センター内の各プロセスを最適化して継続的にビジネスを改善するための方法を導き出すために活用されることになっているとされています。
ブロックチェーンはネットワーク上で現在使用されている全てのアプリケーションに接続する新しい管理システムの一部になるとのことで、新しいプラットフォームによって全てのプロセスを効率的に接続し、顧客とのコミュニケーションやメンテナンス作業を改善することができると期待されています。
ブロックチェーン技術は航空・宇宙などの分野でも積極的に活用されており、世界最大の航空宇宙機器開発製造会社「Boeing(ボーイング)」や、アメリカ空軍(United States Air Force/USAF)、アメリカ宇宙軍(U.S. Space Force/USSF)などもブロックチェーン技術の活用を発表しています。

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