
米SECの次期委員長、仮想通貨にも詳しい「ゲンスラー氏」に決定か=ロイター
Joe Biden(ジョー・バイデン)次期米大統領が、米国証券取引委員会(SEC)の次期委員長に米商品先物取引委員会(CFTC)の元委員長でありながら仮想通貨・暗号資産についても詳しいGary Gensler(ゲイリー・ゲンスラー)氏を指名する見通しであることが「ロイター」の報道で明らかになりました。
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バイデン氏、数日中にも「ゲンスラー氏」を指名予定
アメリカの次期大統領であるJoe Biden(ジョー・バイデン)氏は、数日中に米国証券取引委員会(SEC)の次期委員長にGary Gensler(ゲイリー・ゲンスラー)氏を指名する予定だと伝えられています。なお、今回の報道は"事情に詳しい2人の情報筋の話"として報じられており、ゲンスラー氏やバイデン氏の広報担当者からのコメントは得られなかったと報告されています。
ゲイリー・ゲンスラー氏は米商品先物取引委員会(CFTC)の元委員長でありながら仮想通貨・暗号資産についても詳しい人物であり、トランプ政権時代にはマサチューセッツ工科大学(MIT)で「ビットコインやブロックチェーンが金融分野でどのように使用されていくか」などについてのコースを教えていました。
2009年〜2014年に米国商品先物取引委員会で委員長を務めたゲンスラー氏は、2008年の金融危機後にドッド=フランク法(米金融規制改革法)の整備に取り組んでおり、2020年11月以降はバイデン氏の政権移行チームに加わって「金融規制・監督見直し」に関する助言を行なっています。
2020年12月にSECの委員長を退任したJay Clayton(ジェイ・クレイトン)氏は、仮想通貨を用いた資金調達方法である「イニシャル・コイン・オファリング(ICO)」に厳しい態度をとっており、昨年末にはRipple(リップル)社に対して『未登録の有価証券(XRP)を販売した』とする訴訟を起こしたことによってXRP価格が大幅に急落しました。
一部の専門家からは『バイデン政権に移行してSECの次期委員長にゲンスラー氏が任命されれば、SECはクレイトン氏や議会共和党がこれまで推進してきた方向とは逆のアジェンダに取り組むことになるだろう』といった意見も出ているため、仮想通貨業界でも今後のSECの動向には注目が集まっています。
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2021年1月13日|エックスアールピー(XRP)の価格
エックスアールピー(XRP)の価格は昨年末にRipple社が米国証券取引委員会(SEC)から提訴されたことを受けて一時的に18円付近まで急落したものの、現在は徐々に回復してきており、2021年1月13日時点では「1XRP=30.56円」で取引されています。
2020年12月14日〜2021年1月13日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)
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