中南米のeコマース大手「Mercado Libre」ビットコイン8.5億円相当を購入
ラテンアメリカ最大のeコマースプラットフォームである「Mercado Libre(メルカド・リブレ)」が、2021年第1四半期に780万ドル(約8.5億円)相当の仮想通貨ビットコイン(BTC)を購入したことが米国証券取引委員会(SEC)が公開した報告書で明らかになりました。中南米地域の大手企業がビットコインに投資したのは今回が初であると報告されています。
ビットコイン(BTC)「780万ドル相当」を購入
米国証券取引委員会(SEC)が公開した報告書によると、ラテンアメリカ最大のeコマースプラットフォームである「Mercado Libre(メルカド・リブレ)」は、2021年第1四半期に780万ドル(約8.5億円)相当のビットコインを購入したとされています。
Mercado Libre(メルカド・リブレ)は米国の大手証券取引所「NASDAQ(ナスダック)」に上場している時価総額8兆円超の大手企業であり、ラテンアメリカ地域で1億7,000万人以上のユーザーに利用されている人気のeコマースサイトを運営しています。
ビットコイン(BTC)を購入した具体的な時期については明らかにされていないものの、今回公開された書類は2021年第1四半期(2021年3月31日付)の書類であるため、ビットコインはそれ以前に購入されたと考えられます。公開された報告書では、ビットコインの購入について次のように記されています。
今四半期の財務戦略の一環として、780万ドル相当のビットコインを購入しました。このデジタル資産は、当社の耐用年数不確定無形資産の中で開示しています。
メルカド・リブレは以前から仮想通貨関連の取り組みを積極的に進めており、2019年には仮想通貨プロジェクト「Diem(旧:Libra)」の提携企業リストの中に含まれていた他、今年4月末には『Mercado Libreがビットコインで不動産を購入できるサービスを追加したこと』なども報告されています。
「Tesla、MicroStrategy、Square、Meitu」など、ビットコインに投資する企業は続々と増えてきていますが、先月末にはオンラインゲームの開発・配信などを行っている東証1部上場企業「NEXON(ネクソン)」も1億ドル(約111億円)相当のビットコインを購入したことを発表しています。
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