カルダノ(Cardano/ADA)のステーキングウォレット数「100万」に到達
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)のステーキングに参加しているウォレットアドレス数が100万に到達したことが明らかになりました。ADA価格は今年9月頃から下落傾向が続いているものの、ここ最近の大型アップグレードによって今後は「カルダノ基盤のアプリケーション・トークン」などが続々とリリースされることになると予想されるため、2022年のCardanoの発展・成長には期待が高まっています。
ADAステーキングアドレス数「100万」に到達
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)はプルーフ・オブ・ステーク(PoS)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズム(取引承認方法)を採用しているため、ADA保有者は対象ウォレットでADAを保有して「ステーキング」と呼ばれるプロセスに参加することによって、Cardanoネットワークのブロック生成プロセスに携わり、ADA報酬を得ることができるようになっていますが、2021年12月5日にはカルダノのステーキングに参加しているウォレットアドレス数が100万に到達したことが報告されました。
仮想通貨投資家のJesse Blount氏は5日のツイートで、ステーキングアドレス数100万到達を示すスクリーンショット画像を添付して『カルダノは"ステーキングウォレット数100万"という重要な節目に到達した』と報告しており、Cardano創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏もこのツイートをリツイートしています。
We did it! https://t.co/cpQCV8LQdo
— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) December 5, 2021
Cardanoのステーキングアドレス数に関しては、今年6月末時点で66万に到達したことが報告されていたため、その後半年間でさらに約34万のウォレットがステーキングに加わったことになります。
カルダノは「一般のADA保有者が"委任する"形式で実際にブロック生成プロセスを担うステークプールオペレーター(SPO)に投票を行い、それらの選ばれたSPOがADA取引の検証・記録を実行、SPOにステーキング報酬が付与され、SPOが委任者に報酬を還元する」という仕組みを採用しているため、ステーキングアドレス数の増加は『Cardanoネットワークがより広く分散化されてきていること』を意味しています。
Cardanoは今年4月に、ブロック生成の100%がコミュニティ主導のSPOによって実行される「ブロック生成の完全分散化」を実現したことを報告していましたが、今回の"ステークアドレス100万超え"という報告はその後もさらに分散化が進んでいることを示すものであるため、この結果にはコミュニティから称賛の声が多く上がっています。
2022年の発展・成長に期待高まる「Cardano/ADA」
ADA価格は今年9月に326円付近まで高騰して以降は下落傾向が続いていますが、ステーキング中はADAを売却することができない(*1)ため、多くの投資家たちが『ADAを長期保有しよう』と考えていることがわかります。
(*1)追記:Cardanoのステーキングにロック期間は設けられていないため、ウォレットから取引所などにADAを送金すれば好きなタイミングでADAを売却することができます。ステーキング中のウォレットから取引所など外部のウォレットにADAを送金するとステーキング対象となるADAの数量はその分減少することになりますが、ステーキング中であっても好きな数量のADAを好きなタイミングで自由に送金・売却することが可能です。
価格下落は続いているものの、ここ最近の大型アップグレードによって今後は「カルダノ基盤のアプリケーション・トークン」などが続々とリリースされることになると期待されており、来年1年の未来予想が記されていることでも知られるイギリスの経済誌「The Economist(エコノミスト)』の"世界はこうなる"シリーズ最新版にもBTC・ETHのロゴに加えて「Cardanoのロゴマーク」が記載されているため、コミュニティでは来年のCardano動向にも期待が高まっています。
The Economistの世界はこうなるシリーズ2022年版にBTC・ETH・ADAのロゴ(画像:The Economist公式Twitter)
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カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は今年9月に326円付近まで上昇したものの、その後は下落傾向が続いており、2021年12月6日時点では「1ADA=154.03円」で取引されています。