BINANCE「カナダ・オンタリオ州」でのサービス提供を停止

by BITTIMES

大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」が、カナダ・オンタリオ州に住むユーザー向けのサービス提供を停止することが明らかになりました。BINANCEは昨年6月に「オンタリオ州からの撤退」を発表していたものの、その後も一部ユーザーはサービス利用を継続していたとのことで、今後は同州居住者のサービス利用を停止・防止するための措置が取られていくと報告されています。

こちらから読む:ネットマーブル、MBXのサービス開始「暗号資産」関連ニュース

「オンタリオ州居住者向けサービスの停止」を約束

カナダのオンタリオ証券委員会(OSC)は2022年3月17日に、暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」がオンタリオ州に住むユーザー向けのサービス提供を停止すると約束したことを発表しました。

BINANCE(バイナンス)は2021年6月に、オンタリオ証券委員会が暗号資産取引所各社に対して『オンタリオ州居住者向けのサービス提供を停止するように』と要請していたことを受けてオンタリオ州から撤退すること発表しており、同州に住むユーザー向けに『2021年末までに全てのポジションを清算するように』と通知していましたが、その後も一部のユーザーはBINANCEのサービスを利用し続けていたと報告されています。

オンタリオ証券委員会(OSC)の発表によると、BINANCEは昨年6月に「オンタリオ州からの撤退」を発表したものの、2021年12月29日には投資家に対して「オンタリオ州での事業継続が許可されている」との誤った通知を行っていたとのことで、OSCはそれに反論、最終的にはBINANCEが2022年3月16日にOSCの送付した書簡の中で「オンタリオ州居住者向けのサービス提供を停止すること」を約束したと伝えられています。

BINANCEは「オンタリオ州居住者が関与する活動を停止・防止し、特定のオンタリオ州ユーザー対して手数料の免除や払い戻しを提供すること」を約束しているとのことで、「BINANCEはOSCから更なる通知があるまで、これらの制限を維持することを約束している」とも報告されています。

バイナンスは各国の規制登録からの要請・警告を受けて各地域でのサービス提供に制限をかけていますが、その一方では現地の法律に準拠してサービスを提供するための取り組みも続けており、今年1月には「タイでのデジタル資産取引所開設に向けて"Gulf Innova Company"と覚書(MoU)を締結したこと」も発表されています。

>>「オンタリオ証券委員会」の公式発表はこちら
>>「BINANCEが送付した書簡」はこちら

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