南アフリカ最大級のスーパーマーケット「仮想通貨決済」の対応店舗を拡大
南アフリカ最大級のスーパーマーケットチェーンである「Pick n Pay」は2022年11月1日に、仮想通貨決済への本格対応に向けたテストの第一段階が完了したことを発表しました。同社は少額のビットコイン(BTC)を迅速かつ低コストに送金できる「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」の技術を用いた決済のテストを実施しているとのことで、現在は29店舗でテストを実施、今後は全店舗に拡大することを予定していると報告されています。
こちらから読む:Slash、QRコード決済機能をリリース「仮想通貨決済」関連ニュース
Lightning Network経由のBTC決済をテスト
南アフリカ最大級のスーパーマーケットチェーンである「Pick n Pay」は2022年11月1日に、仮想通貨決済への本格対応に向けたテストの第一段階が完了したことを発表しました。
「Pick n Pay」は過去5ヶ月間に渡って南アフリカ・西ケープ州にある10店舗で仮想通貨決済を試験的に導入していたとのことですが、今回の発表ではこれまで実施してきたテストが成功したことを受けて、仮想通貨決済の試験導入店舗を29店舗に拡大したという事が報告されています。
具体的には、ビットコイン(BTC)を迅速かつ低コストで少額から送金する事ができる技術「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」に対応した自己管理型ウォレットである「BlueWallet」や「Muun」などのアプリを使って、仮想通貨決済で食料品を購入できる仕組みをテストしているとされています。
同社は公式発表の中で『この仮想通貨決済取引はデビットカードやクレジットカードと同じくらい簡単で安全だ』と述べており、『顧客はアプリでQRコードをスキャンして取引時にスマホでランド(南アフリカ共和国の通貨)の変換レートを受け入れる。1回の取引にかかるサービス料は平均70セントで、取引には30秒もかからない』と説明しています。
なお「Pick n Pay」は現在、29店舗で仮想通貨決済の試験導入を行なっているとのことですが、今後数ヶ月のうちには"全店舗"に展開する予定であるとも報告されています。