仮想通貨は今後5年で主流に「現金を使用するのは犯罪者だけ」著名投資家Tim Draper
仮想通貨やブロックチェーンの熱狂的な支持者として知られるTim Draper(ティム・ドレイパー)氏は、Fox Businessとのインタビューで、暗号通貨市場は今後5年間で大きな発展を遂げ、最終的に現金を使用するのは犯罪者だけになるだろうとの考えを語りました。
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Tim Draper(ティム・ドレイパー)氏は、インタビューの中で「法定通貨は今後5年間で時代遅れになる」との主張し、現金を使いたいと思う人はほとんどいなくなるだろうとの考えを語っています。
ビットコイン(BTC)などをはじめとする多くの仮想通貨は、取引履歴がブロックチェーン上に記録されているため、全ての取引を追跡することができます。特に日本国内の仮想通貨取引所のように本人確認などを徹底してウォレットのアドレスと個人情報を紐づけている場合には「誰が・いつ・どこに・いくら送金したのか」を把握するのは非常に簡単です。
一方、紙幣や硬貨などの現金で直接的に取引を行った場合には、取引を監視する人もそれを記録する人も存在しないため、すべてのお金の流れを追跡することはできません。このようなことからドレイパー氏は『犯罪者たちは依然として現金を使用したいと考えている』と語っており、最終的に現金を使用するのは犯罪者だけになるとの考えを語っています。
米国麻薬取締局(DEA)の代理人は2018年8月に「ブロックチェーン技術は犯罪者を特定するためのツールを提供しているため、私たちは人々が仮想通貨を使用することを望んでいる」とも語っており、実際にここ最近では仮想通貨に関連する犯罪行為で複数の逮捕者が出ていることも報告されています。
お金の流れを正確に把握し、脱税や犯罪行為、テロ行為の資金調達などにお金が使用されるのを防ぎたいと考えている政府が最終的にこれらの技術を採用するのは当然のことであるとも考えられます。最近ではブロックチェーン技術を用いた様々な種類のデジタル通貨が発行されていますが、特定の管理者に権利が集中することなく、最も広く認識されている仮想通貨はビットコイン(BTC)であると言えます。
このようなことを踏まえて考えると、ドレイパー氏の言うようにビットコインをはじめとする主要な仮想通貨が、今後のグローバルスタンダードになる可能性は十分にあると言えるでしょう。インタビューの中で「保有しているビットコインの数」を尋ねられたドレイパー氏は『たくさん』と語っています。
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