国際配送でのブロックチェーン利用「義務化」すべき|航空貨物輸送大手FedEx

by BITTIMES

世界最大の航空貨物輸送会社であるFedEx(フェデックス)のCIOであるRob Carter(ロブ・カーター)氏は「Blockchain Global Revolution Conference」の中で、国際輸送の分野でブロックチェーン技術の利用を義務付けることによって、商品の違法取引や偽造品などの問題を解決することができると語り、それらを実現するために政府や国際配送業界で協力する必要があると訴えました。

こちらから読む:ブロックチェーン技術は海上輸送の分野にも「物流」関連ニュース

標準化されたブロックチェーンが「書類業務を改善」

カーター氏は「国際的に荷物を運ぶ際には非常に多くの書類が必要であり、その中のいくつかは荷物そのものと同じくらい重要になる場合がある」と説明しています。

これらの書類は基本的に紙をベースとしたものが使用されていますが、デジタル化された書類が使用されている場合であっても技術自体は60年前のものを介して行われており、リアルタイムにデータと取引できるものはないと同氏は説明しています。

最先端のテクノロジーを用いることによってこのような現状を変えることができると考えているカーター氏は、「標準化されたブロックチェーン」を業界全体で採用することによって、それぞれの企業が独自のシステムから抜け出し「グローバルに使用されるソリューション」と「平等な競争の場」を提供することができると語っています。

私たちは規制の統制を推進する組織ではありませんが、規制の義務付けや推進は時として非常に役に立つ場合があります。

ブロックチェーン活用に向け競合他社とも協力

FedExは競合他社である「UPS」や「DHL」と共に500以上の会員が参加している業界団体「ブロックチェーン輸送アライアンス(Blockchain in Transport Alliance/BiTA)」に参加しており、ブロックチェーンの業界標準となる規格の構築に取り組んでいます。UPSのような企業がこれまで使用しているたシステムは単一のサプライチェーン取引であれば管理することが可能ですが、複数の荷送人が存在する実社会で扱う場合には複数の問題が発生します。

標準化されたブロックチェーンが広く採用されることによって、すべての関係者や様々な国内当局とあらゆる関連情報を共有することができます。

今月ホワイトハウスは、年間5兆ドル(約557兆円)規模の価値に相当する偽造品の売買と闘っていく必要性を強調しています。許可を受けたブロックチェーン技術が広く使用されるようになれば、永久に存在する元帳が作成され、「IoTセンサー」や「RFIDタグ」を使用すれば輸送状況に関するリアルタイムのフィードバックを得ることができます。

これによって荷受人から政府機関、顧客に至るまでの認可されたすべての組織が荷物を追跡することが可能になり、サプライチェーン全体のバックアックを取ることができるため、最終的には貨物輸送に関連する様々な問題を解決することができると考えられます。

FedExは、ブロックチェーンの業界標準を作成することがこの業界の近代化・合理化のための最も迅速な方法であり、これによって複雑化する国際輸送に適切に対処し、仲介者のニーズを満たすことができると確信しています。さらにこのようなシステムは、商品の違法取引を減らし、税関などの業務にも多くの恩恵をもたらすことができると考えられます。

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