意外と知られていない、ビットコインに関する「5つの事実」

by BITTIMES   

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)は今や世界中の人々に知られる代表的な暗号資産となりましたが、その歴史や詳しい情報を深掘りすると、まだ人々にあまり知られていない事実が数多く見つかります。この記事では「意外と知られていないビットコインに関する事実」を5つ紹介します。

こちらから読む:仮想通貨「ビットコイン」の関連ニュースを新着順で

2010年8月15日「1,844億BTCが発行された」

BTC

ビットコイン(BTC)が誕生して間もない2010年8月15日、仮想通貨業界で「Value overflow incident(バリュー・オーバーフロー・インシデント)」と呼ばれる事件が起こりました。ブロックの高さ「74638」で発生したこの事件では、未知のハッカーがビットコインのブロックチェーンに攻撃を仕掛け「約1,844億BTC(正確には184,467,440,737.09551616BTC)」を作成したと報告されています。

しかし、ビットコインの開発者たちはこの問題に迅速に取り組んでおり、問題発生から5時間以内にはこの問題を解決する「BTCバージョン0.3.1」がリリースされ、問題となった1,844億BTCは消去されています。

ビットコインが大量に発行されてしまった場合には希少価値も下がることになるため、この問題が解決されていなければ、ビットコインの価値は今よりも遥かに低いものになっていたことでしょう。

BTCから派生したアルトコインは「436種類」

coin

2019年9月時点では、世界に合計2,651種類もの仮想通貨が存在していると言われていますが、驚くべきことにこのうち436種類の仮想通貨はビットコインから派生した仮想通貨だと言われています。

436種類全ての仮想通貨が「ビットコインから"直接"分裂したもの」という訳ではありませんが、これらのコインはライトコイン(LTC)ドージコイン(DOGE)のように、間接的なフォーク(分裂)を繰り返すことによって生み出されています。

ビットコインから派生したアルトコインの「名称」や「発生までに辿ったルート」などの情報は、「MAP of COINS」と呼ばれるサイトで確認することができます。

初期のフォーセット報収量は「1人あたり5BTC」

BTC-Reward

仮想通貨を無料でもらうことができる「Faucet(フォーセット)」のサービスは現在も多数提供されていますが、ビットコインの初期開発者の一人であるGavin Andresen(ギャビン・アンドレセン)氏が2010年6月に作成した最初の「ビットコイン・フォーセット」では、全ての訪問者に「5BTC」が配布されていました。

現在価格に換算すると「全ての訪問者に500万円以上を配布していた」ということになりますが、2010年のビットコイン価格は0.1円〜10円程度であったため、当時フォーセットでビットコインを集めていた人々は、お小遣い程度の感覚だったと予想されます。

これは、ビットコインの採用を使用を促進することを目的として行われていたものですが、当時からコツコツとビットコインを貯めていた人は、現在億万長者になっていることでしょう。ちなみに現在公開されている一般的なフォーセットでは、100万分の1BTCである「Satoshi(サトシ)」単位での配布が行われています。

1BTC保有しているアドレス数は「約732,000」

Bitcoin-People

ビットコインの保有量には大きな格差があることはよく知られており「一握りの人のみが大量のビットコインを保有している」と言われていますが、合計1BTC以上を保有しているアドレスの数はたったの「732,982」だと報告されています。

また、ビットコインを大量に保有しているTOP100のアドレスには特に多くのビットコインが保管されていることも報告されています。これらのアドレスの中には大手仮想通貨取引所が所有しているアドレスも含まれていますが、未だに持ち主のわからない"未知のアドレス"も多数含まれています。

「0.1〜1BTCくらいなら保有している」という人は、現時点でも多数存在すると予想されますが、将来的には「0.28BTC」を保有している人でさえもごく僅かになると言われています。

Satoshi(サトシ)は「最小単位ではない」

satoshi

0.00000001BTCという少額のビットコインを表す際に「Satoshi(サトシ)」という単位を用いることは多くの人々に認知されていますが、この「Satoshi」がビットコインの最小単位ではないということをご存知でしょうか?

実は"サトシ"よりもさらに小さい単位として、サトシの1,000分の1を表す「ミリサトシ(MSAT)」という単位が存在します。この単位は実際にLightning Network(ライトニングネットワーク)内ですでに使用されています。

つまり、ビットコインを表す単位には「BTC・SAT・MSAT」の3種類があるということになるため、豆知識として覚えておくと良いでしょう。
1 SAT = 1000 MSAT
1 SAT = 0.00000001 BTC
1 MSAT = 0.00000000001 BTC

(参照元:Bitcoinist.com

ビットコイン(BTC)などの購入は豊富な仮想通貨を取り扱っている仮想通貨取引所Coincheckからどうぞ。

仮想通貨取引所Coincheckの画像 仮想通貨取引所Coincheckの登録ページはこちら

仮想通貨ニュース|新着

カルダノ財団、ラテンアメリカの名門大学「PUC-Rio」と提携|ブロックチェーン研究開発を推進NEW

カルダノ財団、ラテンアメリカの名門大学「PUC-Rio」と提携|ブロックチェーン研究開発を推進

Zoom経由のハッキングで10万ドル以上の仮想通貨を失う|エンブレム・ボールトCEOが警告NEW

Zoom経由のハッキングで10万ドル以上の仮想通貨を失う|エンブレム・ボールトCEOが警告

ビットバンク:ドージコイン(DOGE)、ソラナ(SOL)信用取引取扱いへ|記念キャンペーンも開催NEW

ビットバンク:ドージコイン(DOGE)、ソラナ(SOL)信用取引取扱いへ|記念キャンペーンも開催

AIの脅威で「仮想通貨のプライバシー保護」が急務に|ヴィタリック・ブテリン氏が警鐘NEW

AIの脅威で「仮想通貨のプライバシー保護」が急務に|ヴィタリック・ブテリン氏が警鐘

シバイヌ(SHIB)の経験値システム「カルマポイント」の詳細が判明|ベータ版も提供開始NEW

シバイヌ(SHIB)の経験値システム「カルマポイント」の詳細が判明|ベータ版も提供開始

カナダ証券委員会、世界初「ステーキング報酬付きソラナETF」を承認|金融革命をリードNEW

カナダ証券委員会、世界初「ステーキング報酬付きソラナETF」を承認|金融革命をリード

仮想通貨入門 - 基礎知識

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

市場分析・価格予想

「ビットコイン・金・銀」を手にする者だけが生き延びる|ロバート・キヨサキ氏

「ビットコイン・金・銀」を手にする者だけが生き延びる|ロバート・キヨサキ氏

ドージコイン(DOGE)「ミームを超えて主流の資産になりつつある」21Sharesレポート

ドージコイン(DOGE)「ミームを超えて主流の資産になりつつある」21Sharesレポート

トランプ大統領、中国を除いて関税90日間停止を発表|ビットコイン82,000ドルまで回復

トランプ大統領、中国を除いて関税90日間停止を発表|ビットコイン82,000ドルまで回復

ビットコイン、関税の嵐を乗り切る「安全資産」としての可能性|バイナンスレポートまとめ

ビットコイン、関税の嵐を乗り切る「安全資産」としての可能性|バイナンスレポートまとめ

仮想通貨市場も急落「米国関税の90日間停止」を要求|パースカント社CEOビル・アックマン氏

仮想通貨市場も急落「米国関税の90日間停止」を要求|パースカント社CEOビル・アックマン氏

「金とビットコインが新たな準備資産に」米国債と株式の時代は終焉へ|アーサー・ヘイズ氏

「金とビットコインが新たな準備資産に」米国債と株式の時代は終焉へ|アーサー・ヘイズ氏