ドラッグディーラーに対し「ビットコイン1,700万円相当」の没収判決:米裁判所
アメリカ・ウィスコンシン州の裁判所がダークウェブ上でドラッグを販売していたChristopher Bania(クリストファー・バニア)氏に対して、日本円で約1,700万円に相当する「約16.91880054BTC」を没収する判決を下したことが「Cointelegraph」の報道で明らかになりました。
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「大麻・コカイン・MDMA・LSD」などを闇市場で販売
アメリカ・ウィスコンシン州の裁判所からビットコインの支払いを命じられたChristopher Bania(クリストファー・バニア)氏は、ダークウェブ上で違法薬物の販売を行なっていたとして有罪判決を受けています。
同氏は元々、マネーロンダリング(資金洗浄)、規制物質の輸入、ドラッグの保有などの罪で起訴されていましたが、2019年9月6日に起訴された内容は「販売目的の規制物質所持」に関するものとなっており、刑期は最大20年だと報じられています。
この事件を担当した捜査官はBania氏のノートパソコンを調べた結果、ダークウェブを使用して薬物を販売していたことを見つけたとされています。
なお、Bania氏本人は「マリファナ(大麻)、コカイン、MDMA、LSD」をダークウェブ上で販売したことは認めているものの、当局が彼の自宅で発見したという「メタンフェタミン(覚せい剤)、ヘロイン、コカイン」の容疑は否認しているとのことです。
裁判所はBania氏の逮捕時に「124BTC(約1.24億円)」などを一時的に没収しているものの、そのほとんどは返却される模様だと報じられています。
一部では「仮想通貨を使用した犯罪の調査は犯人の特定が困難である」とも言われていましたが、ここ最近では日本国内でも仮想通貨関連の事件で逮捕者が出ています。