IOTA共同設立者「仮想通貨ビジネス」から撤退|保有するMIOTAも全て売却
アイオータ(IOTA/MIOTA)の共同設立者であるSergey Ivancheglo(セルゲイ・イヴァンチェグロ)氏は、自身が保有していたMIOTAを全て売却し、仮想通貨関連のビジネスをやめると発表しました。同氏は自身が新たに着手した他のプロジェクトとの利益相反を避けるためにMIOTA売却を決定したと語っています。
こちらから読む:"自立分散型マーケットプレイス"立ち上げ「IOTA/MIOTA」関連ニュース
会社のビジョンの変化により退職を決意
アイオータ(IOTA/MIOTA)は、
・デイビッド・サンステボ(David Sonstebo)氏
・セルゲイ・イバンチェグロ(Sergey Ivancheglo)氏
・ドミニク・シーナー(Dominik Schiener)氏
・セルゲイ・ポポフ(Serguei Popov)氏
の4名によって創設されましたが、その中の1人であるセルゲイ・イバンチェグロ氏は最近「MIOTAを全て売却し、仮想通貨関連のビジネスをやめる」と発表しました。
自身が新しく立ち上げたプロジェクトとの利益相反を避けるためにMIOTAを売却したと語る同氏は、新しいプロジェクトが「IOTA」を使用していることも報告しています。
Today is my last day of working on cryptocurrencies. I don't own personal cryptocoins anymore. My projects use #IOTA which is the best distributed registry technology to date.
— Come-from-Beyond (@c___f___b) November 7, 2019
今日は仮想通貨の仕事をする私の最後の日です。私はもう個人の仮想通貨を所有していません。私のプロジェクトでは、これまでで最高の分散型レジストリテクノロジーであるIOTAを使用しています。
イバンチェグロ氏は今年の6月にIOTA財団の取締役会を辞任しており、その後は財団の非公式アドバイザーとして仕事を行なって来ました。
IOTAの共同設立者の1人であるデイビッド・サンステボ氏によると、イバンチェグロ氏は会社のビジョンの変化によって退職することを決定したとされており、イバンチェグロ氏も今年7月に投稿したブログ記事の中で『私はIOTA財団が"2014年と2015年に作成すると目指したものを実現するための最良の環境である"とはもはや思っていません』と述べています。
イバンチェグロ氏は以前から「Qubic」及び「Aigarth」と呼ばれるプロジェクトで作業を行なっていました。これらのプロジェクトはそれぞれブロックチェーン・スマートコントラクトと人工知能(AI)を利用したものですが、同氏はこの両方のプロジェクトに引き続き取り組むと述べています。
IOTAに関する記事はこちら
2019年11月12日|アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格
アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格は、今年8月に24円近くまで下落して以降は30円付近での推移を続けており、2019年11月12日時点では「1MIOTA=28.30円」で取引されています。
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