
日本版Libra発行に向け「ステーブルコイン部会」を新設:ブロックチェーン推進協会
ブロックチェーン推進協会(BCCC)は2020年1月23日に、"日本発のグローバルなステーブルコイン発行"に向けて新しく「ステーブルコイン部会」を設立し、BCCCの独自仮想通貨「Zen」の社会実験第2フェーズ実施に向けた活動を開始することを発表しました。
こちらから読む:日銀、CBDCの国際共同研究グループを設立「国内ニュース」
「グローバルなステーブルコイン発行」を計画
ブロックチェーン推進協会(BCCC)は、2017年7月から日本円に連動したステーブルコイン「Zen」を発行して社会実験を進めていましたが、今回の発表ではこの社会実験の第二段階に向けた活動を開始することが発表されています。
具体的には、日本円に連動したステーブルコイン「JPYZ」を発行すると共に「米ドル・ユーロ・人民元などといった主要国の法定通貨に連動したステーブルコイン」を各国の法律に基づいて発行していく予定だと伝えられています。
また、これらの複数のステーブルコインをブロックチェーン上でロックして担保にした"通貨バスケット型"のステーブルコインである「ZENX(ZEN NEXT)」を発行する構想なども発表されています。ZENXは"日本版Libra"になる可能性があるとして注目されており、国際取引や銀行口座を有していない人々による利用を想定していると伝えられています。
「ZENコンソーシアム」設立も予定
各種ステーブルコインの発行時期や発行主体などといった詳細は新たに立ち上げられた「ステーブルコイン部会」の活動で詰めていくことが予定されており、発行主体としては各国で「ZENコンソーシアム」を立ち上げる方向だと報告されています。
「ステーブルコイン部会」は、2020年2月3日に設営される予定となっており、
・アステリア株式会社
・株式会社カイカ
・カレンシーポート株式会社、
・さくらインターネット株式会社
・株式会社マネーパートナーズソリューションズ
・PwCあらた有限責任監査法人
などの企業が参加する予定となっています。
今後の計画としては、部会発足から半年ほとで各種ステーブルコインの仕組みを策定し、その後の実装期間を経て最大30社で企業間決済実験を実施する計画だと説明されています。

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