JCB:ブロックチェーン決済システム構築に向け「テックファンド」と業務提携
ブロックチェーンアプリケーションの開発支援などを行っている「株式会社TECHFUND(テックファンド)」は、2020年5月15日に"ブロックチェーンを活用した未来まで持続可能な決済システム構築の共同検討"に向けて「株式会社ジェーシービー(JCB)」と戦略的パートナーシップ契約を締結したことを発表しました。
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専門知識を組み合わせ「金融分野の課題解決」
JCBとTECHFUNDは「ブロックチェーン技術を活用したサステイナブル(未来まで持続可能)な決済システム構築の共同検討」に向けた戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。
両社はTECHFUND(テックファンド)が有する「セキュリティ・トークン・オファリング(STO)やステーキングを始めとするブロックチェーン技術」や「事業スコアリングで培った機械学習技術」を基盤として、決済分野における様々な課題を解決することができる決済プラットフォームの構築について共同で検討を開始する予定だと説明されています。
TECHFUNDが持つ「新事業開発・ブロックチェーン・機械学習」の知識と、JCBが持つ「金融領域の知見・加盟店ネットワーク・顧客ネットワーク・ビッグデータ・金融ライセンス」を組み合わせることによって、それぞれの得意な領域を相互補完し、金融分野でイノベーションを創出することができると期待されています。
TECHFUNDは2014年10月に立ち上がった「テクノロジーアクセラレーター」であり、お金の代わりに技術を投資する"技術投資"によってスタートアップ企業を支援する"世界初の技術アクセラレーター"として「ACCEL PROGRAM」を実施し、これまでには300チーム以上のメンタリング及びデューディリジェンスに携わり、10社への技術投資を行っています。
JCBはこれまでにも"決済領域へのブロックチェーン技術活用"に向けた取り組みを進めてきており、今年1月には富士通などと協力して「キャッシュレスサービス」や「ポイントサービス」で各種ポイントを相互交換することができるサービスを開発する計画が明らかにされている他、昨年は「Keychain(キーチェーン)」や「Paystand(ペイスタンド)」と協力していることも報告されています。