ビットコイン、注目のサポートラインは8,700ドル?維持できれば「強気継続」の可能性
ビットコイン(Bitcoin/BTC)は今年5月に半減期を迎えたものの今月11日には再び90万円台まで急落したため、暗号資産業界では"さらなる下落"を警戒する意見が出ていますが、暗号資産業界の調査会社「MarketsScience」のチームメンバーでありながら、暗号資産トレーダーでもある₿itDealer(@Bitdealer_)氏は『8,700ドル(約93万円)付近のサポートラインを維持できれば、ビットコインの強気相場は続く』と予想しています。
BTC価格「8,700ドル以上なら強気継続」と予想
暗号資産業界の調査会社「MarketsScience」のチームメンバーでありながら、暗号資産トレーダーでもある「₿itDealer(@Bitdealer_)」氏は、2020年6月13日のツイートでビットコイン(BTC)が数週間に渡って8,700ドル(約93万円)付近のサポートラインを維持していることを指摘し、『ビットコインは強気相場を継続しているように見える』との考えを語りました。
(画像:₿itDealer氏Twitter)
ビットコインは今年3月に40万円台まで急落したものの、4月末には再び93万円のラインを突破しており、その後数回の下落にも関わらず93万円付近のサポートラインは維持されています。
₿itDealer氏は『ビットコインが8,700ドル(約93万円)のサポートラインを維持している場合は強気相場が継続する可能性が高い』と述べていますが、その一方では『8,700ドルのラインを維持できなかった場合は、強気相場は無効化されるだろう』とも語っています。
なお、ビットコインが8,700ドルを維持できなかった場合のシナリオとしては『6,300ドル(約67万円)付近までの短期的な急落』が予想されており、月足で見た場合の今月の注目価格としては『9,340ドル(約100万円)』が挙げられています。
(画像:₿itDealer氏Twitter)
下落時は「6,000ドル」が重要ラインか
ビットコイン価格がさらに下落した場合の価格予想としては「6,000ドル(約64万円)」を挙げる意見が多数出ており、今月初めには著名アナリストである「dave the wave氏」と「Pentarhudi氏」も6,000〜6,500ドル(約65万円〜71万円)付近までの下落を予想していました。
ビットコインが半減期を迎えたことによって、仮想通貨業界では価格上昇を期待する意見が数多く出ていますが、2016年の半減期では「半減期の約1ヶ月後に70,000円から47,000円まで急落する動き」が観測されていたため、今回の半減期でも同様の動きが見られる可能性はあると考えられます。
2016年4月15日〜2017年3月20日 BTC/JPYの1日足チャート(画像:bitbank)
しかしながら、投資のプロフェッショナルを認定する国際資格「CFA協会認定証券アナリスト(Chartered Financial Analyst/CFA)」の資格を有しているTimothy Peterson(ティモシー・ピーターソン)氏からは、昨年8月時点で『ビットコインが6,000ドル(約64万円)を下回ることは二度と無い。もしもBTCが64万円以下に下落した場合にはたくさん買うべきだ』といった意見も語られています。
なお、Timothy Peterson(ティモシー・ピーターソン)氏は、乱数をたくさん発生させて確率実験を行なう手法である「モンテカルロ・シミュレーション」を用いてこの結論を導き出しています。
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2020年6月13日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(BTC)の価格は今月2日に109万円付近まで回復したものの、その後はやや下落しており、2020年6月13日時点では「1BTC=1,016,696円」で取引されています。