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【Cardano/ADA】ステークプールの「ポートフォリオ作成機能」など導入へ
カルダノ(Cardano/ADA)の開発者であるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は2020年8月18日に公開したYouTube動画の中で「ADA保有者が1つのウォレットで複数のステークプールに委任できるようにする機能」や「委任したステークプールのポートフォリオを作成する機能」を導入する計画を明らかにしました。
こちらから読む:Xthetaの暗号資産ニーズ調査"ADA"も候補に「Cardano」関連ニュース
1つのウォレットで「複数のステークプール」に委任
カルダノ(Cardano/ADA)は先月末に大型アップグレードを完了したため、ADA保有者は「ステークプールへの委任」を行うことによって保有しているADA数量に応じたステーキング報酬を得ることができるようになっています。
ADA保有者はカルダノコミュニティの中で数多く立ち上げられているステークプールの中から、自分が好きなステークプールに委任することができるようになっていますが、先日18日にCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏が公開したYouTube動画の中では、新しい「1対多の委任機能」によってADA保有者が単一のウォレットで複数のステークプールに委任できるようになることが説明されています。
Caradnoネットワークでは記事執筆時点で「1,000以上のステークプール」が稼働していることが報告されているため『ステークプールの数が増えることによってネットワークの分散化に繋がる』と期待されていますが、特定のステークプールに委任が集中してしまった場合には結果的に集中化してしまうことになるため、特定のステークプールにADAが集中しないようにすることは非常に重要となります。
「1対多の委任機能」が導入されると、ADA保有者は複数のステークプールに簡単に委任することができるようになるため、結果的にCardanoネットワークの分散化が促進されることになると期待されています。
「ポートフォリオの作成・共有」なども可能に
ホスキンソン氏は今回の動画の中で「ステークプールのポートフォリオ」を作成できるようにする計画も明らかにしています。具体的な例を挙げると、自分が保有しているADAが100%ある中で「ステークプール◯◯◯に20%、△△△に30%、×××に50%委任する」といったグループを作成できることになります。
同氏は『このポートフォリオを"JSONファイル"などの形式でカプセル化することを望んでいる』と述べており、これらのポートフォリオに委任できるだけでなく、ポートフォリオを他の人々と共有できるようにするオプションなども提供する予定であることを説明しています。
ユーザーは自分で好きなテーマでポートフォリオを作成することができるため、
・小規模なステークプールのみで構成されたもの
・慈善団体のステークプールのみで構成されたもの
・日本のステークプールのみで構成されたもの
・アフリカのステークプールのみで構成されたもの
などといった、有益なポートフォリオが数多く作成されることになると期待されています。
このポートフォリオ作成機能は「Daedalus Wallet(ダイダロス・ウォレット)」に直接実装されるわけではありませんが、やがてリリースされる「Atlas(アトラス)」によって実現するとのことです。
Ledger・Trezorに関する「2つの新機能」も開発中
ホスキンソン氏は暗号資産を安全に保管することができる人気のハードウェアウォレット「Ledger(レジャー)」と「Trezor(トレザー)」で「マルチシグ誓約・KES管理」という2つの新機能を導入するための取り組みを進めていることも明らかにしています。
これらの機能によって、より小さなステークプールが連携して機能できるようになる他、管理が大幅に簡素化されると伝えられています。どちらの機能も、いかなる状況でも秘密鍵をインターネットに公開しないことによって、ステークプール運営者のセキュリティを大幅に向上させることができるとされており、ハッカーがステークプールをハッキングした場合でもADAを安全な環境で保護できるようになっていると伝えられています。
カルダノの開発を担当している「IOHK」は、これら2つの機能を「Vacuum Labs」と強力して開発しているとのことです。
こちらの記事もあわせてどうぞ
2020年8月20日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は先月26日に16.11円付近まで回復したものの、その後はやや下落しており、2020年8月20日時点では「1ADA=13.67円」で取引されています。
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