次世代型ブラウザBrave「日本語のテレビCM」放送へ
暗号資産「ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)」を用いた報酬システムを導入していることでも知られるプライバシー重視の次世代型ブラウザ「Brave(ブレイブ)」が、日本語でテレビCMを放送することが明らかになりました。現在はYouTube上でCM動画が公開されています。
自分で選べるブラウザ「Brave(ブレイブ)」
Brave(ブレイブ)は、暗号資産による報酬システムなどを取り入れているプライバシー重視の次世代型ブラウザであり、ここ最近では日本国内でもBraveブラウザ内で報酬の支払いや寄付などで使用されている暗号資産「ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)」を取り扱う暗号資産取引所が増えてきています。
Braveブラウザはすでに日本語に対応しているため、日本国内でもユーザー数が増加してきていることが報告されていましたが、先日2日にはYouTube上で「日本語のCM動画」が公開されています。
CMの中では『広告表示を許可するかどうかを自分の意思で選択できること』が強調されており、Braveブラウザの利用者が自分の意思で広告表示の有無を決めることによって、自分の年齢・性別・閲覧履歴などといった個人情報を保護したり、広告表示による読み込み時間の遅延を無くしたり、使用するデータ量を抑えたりできることが説明されています。
従来の一般的なブラウザでは、利用者に最適な広告を表示させるためにウェブサイト閲覧履歴などの個人情報が収集されており、サイト閲覧時にも広告が表示されるため、その分のデータ通信量がかかり、読み込み速度も遅くなっていました。
しかし「Brave」のブラウザではユーザーが自分で広告表示を許可・拒否することができるため、このような問題を回避することができるようになっています。また、Braveブラウザには"BATウォレット機能"が標準搭載されているため、広告表示を許可した場合には広告視聴などによって仮想通貨BATを受け取ることができるようになっています。
日本ユーザー向けのBraveブラウザでは日本の規制に従うために「仮想通貨BAT」ではなく「BATポイント」が付与されていますが、今年7月には暗号資産取引所を運営している「bitFlyer(ビットフライヤー)」と協力して、Braveブラウザ内で利用できる暗号資産ウォレットが開発されていることや、Braveブラウザで仮想通貨BATを獲得してbitFlyerで売却できる仕組みが開発されていることなどが発表されているため、今後はBraveの利用者もさらに増加していくことになると予想されます。
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2020年9月3日|Basic Attention Token(BAT)の価格
Basic Attention Token(BAT)の価格は先月23日に42円付近まで回復したものの、その後はやや下落しており、2020年9月3日時点では「1BAT=32.67円」で取引されています。