韓国・済州島でブロックチェーン基盤の「新型コロナ接触追跡システム」導入:ICONLOOP

by BITTIMES

韓国のエンタープライズ向けブロックチェーン企業「ICONLOOP」は2021年1月15日に、韓国の済州島を含む行政区である「済州特別自治道」でブロックチェーン技術を活用した新型コロナウイルス(COVID-19)の接触追跡システム「Jeju Safety Code(チェジュ安全コード)」を導入したことを発表しました。

こちらから読む:賃貸入居プロセスの簡素化サービス開始「ブロックチェーン」関連ニュース

新型コロナの接触追跡システム「済州安全コード」導入

「ICONLOOP」と「済州特別自治道」は2021年1月15日に、ブロックチェーン技術を活用した新型コロナウイルスの接触追跡システム「Jeju Safety Code(チェジュ安全コード)」のテストを完了して、本格的な運用を開始したことを発表しました

Jeju Safety Code(チェジュ安全コード)は、年間1,500万人の訪問者が訪れる済州島で訪問者の接触を追跡することができるシステムであり、感染者の訪問場所や接触者の記録にすばやくアクセスして通知を行うことができると説明されています。

済州島政府とICONLOOPは2020年8月からこのプロジェクトに取り組んでおり、済州島の公共機関や自治道政府エリア内の飲食店などとといった複数の企業にシステムを実装しています。なお、現時点ではすでに済州島の5,000の企業がシステムへの登録申請を完了しているとも報告されています。

「チェジュ安全コード」を使用している人々は、観光地などに設置されているQRコードをスキャンすることによってそれらの施設に安全に入場することができるようになっており、『事業主は施設全体にQRコードを配置できるため、一箇所に人が集まったり、行列を作ることなくチェックインすることが可能』だと説明されています。

また『ユーザーはチェックインするためにアカウントのサインアップする必要がない』とも説明されており、チェックイン時にはユーザーの位置が認証されるため、企業側はユーザーの個人情報を保存する必要がないとされています。

個人識別情報や訪問記録などの情報は暗号化された上でブロックチェーンに保存されるため、データの偽造や訪問者情報の改ざんを防止することができるようになっており、新型コロナの症例が発見されない限りは全てのデータが秘匿されると報告されています。なお、集められたデータは『確定症例の疫学的調査の目的でのみ使用される』と説明されています。

なお「チェジュ安全コード」のアプリには、ICONLOOPの分散型ID(DID)テクノロジーシステムが使用されているとのことです。「ICONLOOP」はブロックチェーン開発で韓国政府と積極的に協力しており、今年1月上旬には「韓国国内の運転免許証データ管理」で同社のDID技術をテストする許可が韓国の科学技術情報通信部から下りたことも報告されています。

>>「ICONLOOP」の発表はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

イーサリアム:大型アップデートとなるハードフォーク「Istanbul」を無事完了

イーサリアム:大型アップデートとなるハードフォーク「Istanbul」を無事完了

Chiliz「NFL・MLB」でもファントークン発行へ|LagardèreSportsと提携

Chiliz「NFL・MLB」でもファントークン発行へ|LagardèreSportsと提携

トラックでブロックチェーンベースの「M2M決済システム」をテスト:コメルツ銀行

トラックでブロックチェーンベースの「M2M決済システム」をテスト:コメルツ銀行

HONDA×GM:ブロックチェーン活用した「電気自動車・スマートグリッド」を共同研究

HONDA×GM:ブロックチェーン活用した「電気自動車・スマートグリッド」を共同研究

BitMEX CEO「アーサー・ヘイズ氏」退任へ|運営会社の経営陣に複数の変更

BitMEX CEO「アーサー・ヘイズ氏」退任へ|運営会社の経営陣に複数の変更

BINANCE×Chiliz:FCバルセロナ提携記念「CHZプレゼントキャンペーン」開催

BINANCE×Chiliz:FCバルセロナ提携記念「CHZプレゼントキャンペーン」開催

注目度の高い仮想通貨ニュース

OKCoinJapan:オプティミズム(Optimism/OP)取扱いへ|複数のサービスでサポート

OKCoinJapan:オプティミズム(Optimism/OP)取扱いへ|複数のサービスでサポート

仮想通貨でプリペイド決済「Slash Vプリカ SHOP」提供へ:Slash × ライフカード

仮想通貨でプリペイド決済「Slash Vプリカ SHOP」提供へ:Slash × ライフカード

Web3ドメイン提供するD3社「Shibarium上でのSHIB・BONE決済」に対応

Web3ドメイン提供するD3社「Shibarium上でのSHIB・BONE決済」に対応

BNB Chain「最大報酬100万ドルのミームコインイベント」開催へ

BNB Chain「最大報酬100万ドルのミームコインイベント」開催へ

「SHIBは買い」ビットコイン初期投資家ダヴィンチ・ジェレミー氏が支持

「SHIBは買い」ビットコイン初期投資家ダヴィンチ・ジェレミー氏が支持

自動損益計算のクリプタクト「GESO Verse」と「DM2 Verse」に対応

自動損益計算のクリプタクト「GESO Verse」と「DM2 Verse」に対応

GMOコイン:レバレッジ取引で「6銘柄」サポート|手数料無料キャンペーンも開催

GMOコイン:レバレッジ取引で「6銘柄」サポート|手数料無料キャンペーンも開催

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

CoinCodex「2024年5月のSHIB価格高騰」を予測

CoinCodex「2024年5月のSHIB価格高騰」を予測

カルダノウォレット「Lace」取引内容確認で嬉しいアップデートを実施

カルダノウォレット「Lace」取引内容確認で嬉しいアップデートを実施

シバイヌ新L3のユーティリティ&ガバナンストークン「TREAT」の獲得方法|LUCIE氏が説明

シバイヌ新L3のユーティリティ&ガバナンストークン「TREAT」の獲得方法|LUCIE氏が説明

シバイヌ:有名企業が数多く参加するコンテンツデリバリー&セキュリティ協会(CDSA)に参加

シバイヌ:有名企業が数多く参加するコンテンツデリバリー&セキュリティ協会(CDSA)に参加

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す